経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策 の感想
参照データ
タイトル | 経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | デヴィッド スタックラー |
販売元 | 草思社 |
JANコード | 9784794220868 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般 |
購入者の感想
不況になると失業率が増えるのはどこの国でも同じだが、自殺率の上昇はそうではない。政府が極端な緊縮財政をとることによる。社会保護政策を「正しく」運営すれば、財政を破綻させることはなく、むしろ景気を押し上げる。保健医療の分野では支出乗数は3を超える。本書では以上のことをギリシャ、ロシア、タイの悲劇とアイスランド、マレーシアの成功から確認することができる。私は新自由主義者寄りであったが読後から考えを改めた。イデオロギーではなく、歴史から学びたい。