無双の花 の感想

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参照データ

タイトル無双の花
発売日2014-09-12
製作者葉室 麟
販売元文藝春秋
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 日本文学研究

購入者の感想

次の世代の歴史小説家だとひそかに応援していましたが、残念です。

映画作品などは目にしていましたが、今回はじめて作品を読みました。立花宗茂と誾千代の不仲(?)の訳など「さもありなん」の解釈で面白く読みました。柳川では大河ドラマの招致をしていると聞きました。こういう夫婦の話いいかもしれない。

今回の注文はきちんとした方法で送られてきました。注文した次の日に届きました。(びっくりしたというのが本音です)
また、本もとてもきれいです。ありがとうございました。

度々レビューしているが、時代(歴史)小説の分野での最近のお気に入りは、『伊東潤』とこの『葉山麟』
どちらも史実をベースにしながら、伊東潤は“戦(いくさ)の無常を”を葉室麟は、“理不尽に立ち向かう正義”を
一貫して描いている。

本編でも西国無双と呼ばれた立花宗茂の“義”を、物語の中心に据え、麟氏の作品の隠し味とも言える(正室 ぎん千代との)純愛も
ちゃんと効かしている。

でも、何か物足りない。
その理由は、『物語が、立花宗茂という実在の人物の史実に縛られているから』と言えよう。

やはり葉室麟の輝きは、“銀漢の賦”や“橘花抄”あるいは“蜩の記”に代表される様な無名もしくは創作された主人公を基に
展開される“まごうこと無き正義”にこそある。
すなわち、<歴史小説ではなく時代小説にある>と言えるのではないだろうか?

葉室氏にはその創作の中心をぜひ時代小説に据え、心が打ち震えるような作品を生み出していってほしいと思う。

度々レビューしているが、時代(歴史)小説の分野での最近のお気に入りは、『伊東潤』とこの『葉山麟』
どちらも史実をベースにしながら、伊東潤は“戦(いくさ)の無常を”を葉室麟は、“理不尽に立ち向かう正義”を
一貫して描いている。

本編でも西国無双と呼ばれた立花宗茂の“義”を、物語の中心に据え、麟氏の作品の隠し味とも言える(正室 ぎん千代との)純愛も
ちゃんと効かしている。

でも、何か物足りない。
その理由は、『物語が、立花宗茂という実在の人物の史実に縛られているから』と言えよう。

やはり葉室麟の輝きは、“銀漢の賦”や“橘花抄”あるいは“蜩の記”に代表される様な無名もしくは創作された主人公を基に
展開される“まごうこと無き正義”にこそある。
すなわち、<歴史小説ではなく時代小説にある>と言えるのではないだろうか?

葉室氏にはその創作の中心をぜひ時代小説に据え、心が打ち震えるような作品を生み出していってほしいと思う。

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