象は世界最大の昆虫である―ガレッティ先生失言録 の感想
参照データ
タイトル | 象は世界最大の昆虫である―ガレッティ先生失言録 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 池内 紀 |
販売元 | 白水社 |
JANコード | 9784560042892 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 名言・箴言 » ドイツ文学 |
購入者の感想
ガレッティ先生は失言する。しかも膨大に。
『悪魔の辞典』なんかと異なるところは、その無作為なところである(ちょっと怪しいところもあるのだが)。剛速球投手のすっぽ抜けだからこそ、我々の身体は前にのめって思わず腰が回ってしまう。
「この個所は誰にも訳せない。ではいまから先生がお手本をお見せしよう」。
「人食い人種を人食い人種と呼ぶのは間違いである。彼らはただ人肉を食っているにすぎない。さもないと、われわれは牛肉を食べるのだから、牛食い人種ということになりかねない」
「古都ニュールンベルクは玩具の生産で知られており、なかでもとりわけユダヤ人が有名である」
「なかでも、これがとりわけ重要なところです ― 価値は全然ないにせよ。」
「象牙から種々有用な道具が作られる。たとえばビリヤードの玉のような」
「カエサルがルビコン川を渡らなかったら、彼はいったい、どこへいったのやら、かいもくわからないのである」
『悪魔の辞典』なんかと異なるところは、その無作為なところである(ちょっと怪しいところもあるのだが)。剛速球投手のすっぽ抜けだからこそ、我々の身体は前にのめって思わず腰が回ってしまう。
「この個所は誰にも訳せない。ではいまから先生がお手本をお見せしよう」。
「人食い人種を人食い人種と呼ぶのは間違いである。彼らはただ人肉を食っているにすぎない。さもないと、われわれは牛肉を食べるのだから、牛食い人種ということになりかねない」
「古都ニュールンベルクは玩具の生産で知られており、なかでもとりわけユダヤ人が有名である」
「なかでも、これがとりわけ重要なところです ― 価値は全然ないにせよ。」
「象牙から種々有用な道具が作られる。たとえばビリヤードの玉のような」
「カエサルがルビコン川を渡らなかったら、彼はいったい、どこへいったのやら、かいもくわからないのである」