食虫植物の世界―420種 魅力の全てと栽培完全ガイド (アクアライフの本) の感想

１２科２０属で約５００種の食虫植物のうち、４２０種がカラー写真で文とともに紹介されています！
昨年末(２０１４)に出た土居さまの本に比べて圧倒的に掲載数が多いので、食虫植物について色々と知りたい方には最高の一冊です。
ただ、写真は全てカラーであるとはいえ小さく、写真集としては楽しみがたいかと思われます。
写真集としての価値を優先するならば、土居さまの本の方が圧倒的に良いでしょう。
しかし、どちらも食虫植物好きにはたまらない良本であることには変わりないので、
２冊とも購入し、目的によって使い分けるのがベストですね！
あと、サラセニアを楽しみたいなら土居さまの本の方が良いですが、
もし「何言うてんねん！　食虫植物言うたら、何よりもモウセンゴケやがな！」という方なら、間違いなく本書の方が楽しめます(笑)。
因みに私はというと、サラセニア派です(笑)。
でも、本書も、すご～～～く愛読してますヨ！

とにかく写真が盛りだくさんです。
日本食虫植物愛好会（JCPS）代表の田辺氏が自身のライブラリーとその広い人脈を駆使して集めた写真が420種以上！今までいろいろな食虫植物の本が発刊されていますが、これほど写真が豊富な本はこれが初めてでしょう。そして、この内容で値段が2000円とこれも破格の安さだと思います。食虫植物マニアも初心者も必携の一冊です。