夢をかなえるゾウ2 文庫版 ~ガネーシャと貧乏神~ の感想

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参照データ

タイトル夢をかなえるゾウ2 文庫版 ~ガネーシャと貧乏神~
発売日販売日未定
製作者水野敬也
販売元飛鳥新社
JANコード9784864103800
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » ま行の著者

購入者の感想

主人公の西野勤太郎は、売れないお笑い芸人。お笑いが好きで脱サラの後、お笑い業に励むが、8年たっても芽が出ず、どんなに努力しても才能がなければ夢はかなわないと諦めかけた時、現れたのが、ゾウの姿をした関西弁の神様ガネーシャと貧乏神の金無幸子さん。幸子さんは8年前からずっと勤太郎を見ていて、勤太郎に惚れている。
幸子さんの性格がとてもいい。勤太郎を力づければ、自分が衰弱することがわかっていて、勤太郎を勇気づける。
貧乏になる人は、「お金」=「嫌な作業をすると貰えるもの」と考えている。お金は「嫌な」作業をすると貰えるものじゃなくて、「楽しい」ことをすると貰えるもの、という風に考えるべき、とか、プレゼントをして相手を喜ばせる経験をすれば「自分以外の誰かを喜ばせることは楽しい」と感じられるようになる、とか、自分が困っている時に人を助けられる人は、「困っている」という感情から抜け出すことができる。その時、当たり前のように人を喜ばせることができるようになる、とか、「いい人」というのは、他人に嫌われたくないという気持ちから自分の欲求を押さえつけてしまう。そういう人は、自分の欲求を抑え続けることで、どんどんやる気を失ってしまう。自分の欲求を口に出すと、他人とぶつかるが、そうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていく、それが成功するための秘策、といったことを、教訓臭くなく、言ってのける。
勤太郎の性格もよい。自分が困っている時に、人を助けた。そうして、自分の道を見つけることができた。それは最初に目指していた夢とは違うものだった。

軽いタッチで深い内容が書かれている。読んでいて、爽やかな気持ちになった。

追記(2014/12/31)
最初のレビューは、半日で消され、その翌日(2012/12/16)に出した二度目のレビューもまた半日で消された。
それから2年近くたった今年(2014年)の10月に、二度目のレビューと全く同じ文章を再投稿したところ、今度は消されずにすんだ。
新刊本のネタばらしに引っかかったのだろうか。よくわからない。

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飛鳥新社から発売された水野敬也の夢をかなえるゾウ2 文庫版 ~ガネーシャと貧乏神~(JAN:9784864103800)の感想と評価
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