ひとりっ子の頭ん中 (中経の文庫) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルひとりっ子の頭ん中 (中経の文庫)
発売日販売日未定
製作者朝井 麻由美
販売元KADOKAWA/中経出版
JANコード9784046003515
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

自分の行動の謎が解けました。
そして、自分の事を書かれてるのかと思う程、頷ける事ばかりで面白かったです。

自らがひとりっ子であるため、タイトルを見て衝動買いしてしまった。
内容が全て当てはまるかと言ったらそうではないが、共感できる
「ひとりっ子あるある」が含まれていることは否定できない。
おもしろおかしく文章が展開していくので、クスっと笑える。
しかし、以前流行っていた血液型別の教科書の構成によく似ており、
内容がチープな本という印象を感じたので★4つです。

本書は、
「ひとりっ子は不当な扱いを受けすぎているのではないか。」(まえがきより)
というひとりっ子の疑問から始まるひとりっ子賛歌である。

ひとりっ子へ取材は行っているものの、その数は特に統計的に
有意な数ではないと思われるため当てはまる、当てはまらないといった
正確性を本書に求めると期待が外れてしまう。しかし、
ひとりっ子賛歌という前提で読み進めると、とても面白く読める。

本書では「人見知り」「負ける戦いはしない」といった特性や、
「大浴場へ皆で入るのが嫌い」「習い事が続かない」の苦手な行動を
実例とともに紹介していく。クスリとする実例や有無を言わさぬ断言、
時には恐縮したりと、緩急をつけて一気に読ませる。4章の
「あの名作」は筆者が遊びたかったんだろうな、と思うと同時に
パーソナリティを受容できているのだろうな、とも思う。
(そもそも桃太郎はひとりっ子じゃん、というツッコミはしないことにする)

誤解を恐れずに言えば、発達障害の子どもへの向き合い方に通じる部分がある。
コミュニケーションが少し尖っていて苦労をする特性はあるかもしれないけど、
それを受け入れ、踏まえて対応していくことで本人が自分自身のパーソナリティを
確立してくためのヒント、ともとれるからである。
「もしもお子さんの行動に首をかしげたことがあるなら、この中に、
首がもけるほど頷ける子育てのヒントがあるかもしれません。」
(まえがきより)

『「私は卵焼きを食べたい。以上」なのだ。その、遠慮なく自己主張してはばからない
姿勢自体が百歩譲って「ワガママ」だとしても、それは「相手を押さえつけるためのワガママ」
ではなく「自分がどうしたいかのワガママ」なのである。(P.170)』
この主張が前者の意図と受け取られてしまうことが、ひとりっ子の苦労に
繋がっているのかもしれない。

余談だが、自分自身は姉と妹がいる中間子なのに当てはまることが多くて

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

ひとりっ子の頭ん中 (中経の文庫)

アマゾンで購入する
KADOKAWA/中経出版から発売された朝井 麻由美のひとりっ子の頭ん中 (中経の文庫)(JAN:9784046003515)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.