自炊本 の感想

　私は５人家族で３世代同居で、配偶者もいる身です。ですから本書のターゲット外です。ですが、自分で作れる料理を増やしたいという気持ちと、本書の持つ、簡便さと料理にまつわる周辺知識・基礎技術のコンパクトさに引かれて読み、そして実践しています。簡単で分かりやすいです。
ネット上にレシピ集はたくさんあるわけですが、料理を作る場合、卓上に本書を広げれば、片側１ページの情報だけでほぼ写真に示されている料理ができてしまいます。標準、１ページに完成した料理の写真１枚ですが、その料理のポイントに対しては小さいながら解説付き写真がもう１枚付く場合もあります。
本書の基本コンセプトは以下の３つ。
１　10分で作れる、かんたんレシピ　　切り方、味付け、調理法がすべてかんたん。だから、料理初めて、でもだいじょうぶ。
２　材料ムダなし、のくふう満載、節約レシピ　　値段も料理もお手頃な食材のみ使用。やむなく残る食材も、「ミニおかず」や「野菜食べきりレシピ」でムダなし。　
３　せまいキッチンでも作れるレシピ　　道具はなるべく少なく、鍋ひとつ電子レンジで作れるレシピばかり。
本書の構成は以下。
１　肉・魚・とうふのおかず　　２　めん・ごはんもの　　　３　すぐ作れるミニおかず　　　４　週に１度の野菜いっそう食べきりレシピ　　5　知っとこ！食のきほん
特に５「知っとこ！食の基本」はコンパクトにまとめていて参考になります。項目は以下です。１調味料類、２道具、３計量、４野菜の切り方、５火加減　コンセプトは「”すぐに役立ち、一生使える”料理の基本を身につけよう」
以下は、私が家族に作って好評だった料理群の一部です。（３桁の数字は料理番号）
019　カップスープの素でソーセージグラタン（カップスープの素を牛乳に溶かしてホワイトソースがわりにします）
023　味付け不要　　魚缶のおろし煮（大根おろし、エノキダケ、ねぎ、おろししょうが、しょうゆ味魚缶）材料をまぜてレンジでチン。
031　フライパンで焼ける