あらすじで読む日本の名著 No.3 (楽書ブックス) の感想
参照データ
タイトル | あらすじで読む日本の名著 No.3 (楽書ブックス) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 中経出版 |
JANコード | 9784806119418 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 |
購入者の感想
名著を、あらすじで、わかったつもり。
いいじゃないでしょうか?
気に入った作品は、さらにしっかり読みます
いいじゃないでしょうか?
気に入った作品は、さらにしっかり読みます
はっきり言ってこの本を読んで「あらすじだけでは物足りなくなった。原著を読んでみようか」と思う人が多くいるとは考えられません。だって、そういう人はあらすじでインスタントな知識を得て、付け焼刃的な対策をしたいのですから。その場をしのいだら、用済みです。
本当の意味であらすじ本を使いこなせる人とは、むしろ原著を先に読んでいて、それがどのように受容されているのかを知りたい文学研究者だったりするのです。あるいは便覧的な使用方法です。
シリーズ3作目にあたる本書は、1作2作目でとりあげてこなかった作品の「拾遺集」という意味では、完結編として刊行した意義があるのかもしれません。ただ、あらすじを書いている人のその作品に対する熱い思い入れ、愛着、体温といったものは1作目より確実に低くなっているといわざるを得ません。そういった意味で、原著にあたる原動力たりえているのか、甚だ疑問に思う次第です。
本当の意味であらすじ本を使いこなせる人とは、むしろ原著を先に読んでいて、それがどのように受容されているのかを知りたい文学研究者だったりするのです。あるいは便覧的な使用方法です。
シリーズ3作目にあたる本書は、1作2作目でとりあげてこなかった作品の「拾遺集」という意味では、完結編として刊行した意義があるのかもしれません。ただ、あらすじを書いている人のその作品に対する熱い思い入れ、愛着、体温といったものは1作目より確実に低くなっているといわざるを得ません。そういった意味で、原著にあたる原動力たりえているのか、甚だ疑問に思う次第です。