本気で片づけたい人の 整理・収納のルール (中経の文庫) の感想

啓発本でもハウツー本でもなく、アイデア紹介も少なく、実際の収納の仕方を見せるイラストも少なく・・・
では何なのかというと、著者が「苦労して収納を極めた結論は“先行投資・初期投資は必要”とういこと！ 自分でできない時はコンサルタントに任せること！ そのために収納のための会社を作ったので、ここへどうぞ！」というのが内容でした。

棚の説明や隙間収納のやり方を「文章」のみで頭に入れるのは、非常に読んでいて疲れました。
しかも、読んでいてずっっとずっっっっっと「とにかく、あなたのそういう収納の考え方がダメなの！」と怒られ続けている物言いで
とても悲しく暗い気持ちになりました(>_<。)

激励ではなく叱でもなく「否定」というのは、なかなか やる気を喚起させないものなのですねー。

しかし、見方を変えれば、「そんなに難しいコトじゃないから一緒に考えましょ！がんばって（ハート）」と持ち上げられ、まるですぐにでも実現できそうな整理・収納の見本市を載せている本は多々あるわけで、でも実際に現状は家の中と頭の中は種類ごとにも整理されていないことを考えると、どんな収納のエキスパートであっても、言いたいことは同じなのかな~とも思えます。

本の作り方として「わかりやすく」「見やすく」「目で見てすぐ理解できて」「やる気になる簡単さで」「うっとりする写真も載せる」かどうか、が違うだけで。