エンサイクロペディア [ボーナス・トラック2曲収録・歌詞・対訳・解説付き / 国内盤] の感想

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参照データ

タイトルエンサイクロペディア [ボーナス・トラック2曲収録・歌詞・対訳・解説付き / 国内盤]
発売日2014-09-10
アーティストザ・ドラムス
販売元Tugboat Records Inc.
JANコード4580339370167
Disc 1 :Magic Mountain
I Can’t Pretend
I Hope Time Doesn’t Change Him
Kiss Me Again
Let Me
Break My Heart
Face of God
U.S. National Park
Deep In My Heart
Bell Laboratories
There is Nothing Left
Wild Geese
The Rules of Your Life (Bonus Track)
We Found It (Bonus Track)
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » ロック

購入者の感想

「百科事典」という意味の単語を使った今回のアルバム。
3年ぶりのThe Drumsの新作ということで、気になっている人も大勢いるだろう。
しかし、聴いてみて分かるのだが、今までの彼らとは全く違う。
それこそ、Summertime!から聴いてみると、今作のあまりのダークさに多少ぎょっとしてしまうかもしれない。

彼らは、デビュー当時は4人だった。
アメリカのインディポップ界に新星があらわれた!と注目を浴び、今後の成長を大勢の人が楽しみにしていた。
しかし、彼らのディスコグラフィーが増えていくにつれ、なぜか彼らのメンバーはひとり、またひとりと去っていった。
大切な人と決別していく事で傷ついた心は、その悲しみから3年前に一度壊れてしまったのかもしれない。

その戸惑いや悲しみ、絶望などの感情を詰め込んだ今作のアルバム。
しかし、それらだけではなくそこから生まれる「希望」も伝わってくる。
絶望の淵から蘇った彼らの希望の音は、暗い雲の切れ間から差し込む一筋の光のように、聴く者の心に突き刺さってくる。
これはダークさのあるアルバムだが、暗いだけのアルバムではない。
そこから感じる彼らの人間くささを、聴いてみてほしい。

賛否両論だった前作から3年ぶりの新作。

世界のインディー・ロックファンから大絶賛された1stとはもはや別のバンドになったThe Drums。

2nd以降、更なるメンバーの脱退で2人編成になりバンドのフットワークが軽くなったのか、前作よりも楽曲の幅が広くなった印象を感じた。

2人なったことでサウンドはエレクトロ二クスの割合が増えるのかと思っていたが、本作は今までDrumsの特徴でもあったReverbを抑えた事によりリズムがかなりタイトに聴こえるようになり、よりバンド感が強調されている。

しかも、Reverbを弱めてもDrumsの魅力であるあの「透明で深い歌声」は健在である。

いかにも!といったDrums節から、アンビエント、ミニマルなエレクトロサウンドを導入した新しいDrumsも垣間見ることができる。

ただ、楽曲、歌詞は前作に比べても暗い…

このアルバムからは『4年前自分たちを受け入れくれた世界と戦っていく』といった意志を感じとれる。

国内版の帯には「10年インディ・ロック・シーンの最重要バンド・・・」とあるが、現在のDrumsはインディー・ロック界の最重要バンドでなければ、どのシーンにも属していないのでは?

ここからが2人の青年対世界の孤独な戦いのスタートだ。

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