アンプラグド・ライヴ! [DVD] の感想

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参照データ

タイトルアンプラグド・ライヴ! [DVD]
発売日2000-12-20
出演安全地帯
アーティスト安全地帯
販売元キティMME
JANコード4988005259516
Disc 1 :プラトニック>DANCE
1991年からの警告
好きさ
SE’K’KEN=GO
青空
冬シティ-1
時計
夢の都
花咲く丘
ナンセンスだらけ
ビッグ・スターの悲劇
ジョンがくれたギター
ウィー・アー・アライヴ
俺はどこか狂っているのかもしれない
ブルース・インプロヴィゼーション
エネルギー
ワインレッドの心
真夜中すぎの恋
恋の予感
夏の終わりのハーモニー
シーサイド・ゴー・ゴー
ロンリー・ファー
黄昏はまだ遠く
朝の陽ざしに君がいて
夢のつづき
消えない夜
碧い瞳のエリス
かあさんの歌
あの頃へ
ひとりぼっちのエール
カテゴリDVD » ジャンル別 » ミュージック » J-POP

購入者の感想

歌唱、演奏、アレンジ…何をとってもあまりの素晴らしさに唸ってしまう。だけどこれだけではこの作品の真の凄さの何パーセントも語っていません。技術的な素晴らしさを全て削ぎ落としても、そこには作り物ではないリアルなもの、本能的、即興的、瞬間的な熱と魂と感情があります。

メジャーデビューから10年を迎えた安全地帯は非常に高いレベルまで登りつめていたものの、時代の波や特に玉置浩二が抱えていたジレンマのためにバンド内には張り詰めた緊張感が生じていたと推察されます。そしてツアー最終日であるこのライブを最後に彼らは長い活動停止期間に入ります。私の勝手な想像ですが、このとき玉置浩二は、先に進むにしても一からやり直すにしても、とにかくそれまで築き上げてきたものを自らの手で徹底的に壊したかったのではないかと思うのです。そしてそれをこのライブで見事にみせてくれた…画家が本能のままに即興的に絵を描き上げ、一瞬にして壊していく、そういう一連の過程の美しさ…少なくとも私はそんな美しさを感じました。こんなことを考えていると、彼らにジレンマや緊張をもたらしたこの10年間は、この一瞬の芸術作品を作るためのお膳立てであったかのような錯覚すら覚えます。もちろんそんな訳はありませんが、この作品には、10年かかって生み出されたある特異な状況があったからこその、極めて重要な芸術的要素が含まれていると思います。

曲の合間では玉置浩二の理性的な面がみられますが、それがまた、歌っているときの爆発的な激しさのリアリティを高めます。彼はのちに「ステージの上で戦ってる感じだった」と語っていますが、ラストの「あの頃へ」から静かに降り始めて退場後も延々降り続く紙吹雪と、エンドロールのBGM「ひとりぼっちのエール」は、まさに美しく激しい戦いの後の情景にふさわしく、何かとても芸術性の高い映画を見たような気分になって胸が熱くなりました。

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