アンチクライスト(〇〇までにこれは観ろ! ) [DVD] の感想

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参照データ

タイトルアンチクライスト(〇〇までにこれは観ろ! ) [DVD]
発売日2014-08-06
監督ラース・フォン・トリアー
出演ウィレム・デフォー
販売元キングレコード
JANコード4988003826710
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » エロス

購入者の感想

 性交に夢中になっていた為によちよち歩きの息子を死なせてしまった夫婦(ウィリアム・デフォーとシャルロット・ゲンズブール)。
 精神のバランスを崩し、病院で薬漬けとなった妻を、セラピストである夫は妻・本人が一番恐れる場所、「エデン」と称された深い森の中の小屋に連れて行く事にした。
 恐怖症の原因と対峙させる事で回復を狙った荒療治である。
 夫の職能と転地により、一度は快方に向かった妻の容態が、森の持つ神秘性と、有る事実が判明した事により一挙に悪化してしまう…。

 2009年度のカンヌ国際映画祭でゲンズブールがその体当たりの演技で主演女優賞を得た物の、反キリスト教的な魔女信仰を題材に即物的な性行為や暴力を生々しく扱った内容とトリアー監督の尊大に聴こえる映画祭上での発言共々賛否両論を巻き起こした問題作だそうです。
 この度、DVD廉価盤発売に釣られ、トリアー監督が挑んだホラーとの噂もお聴きし、初めて観賞致しました。
 
 題名を含めて大変挑戦的な内容で一流の俳優が全裸&ハードコアも辞さない迫真の演技を見せます。
 受賞したゲンズブールも見事でしたが、それ以上にデフォーが素晴らしい。
 ただ、偶々本作を観る前に81年のカンヌでやはり騒動を起こしたアンジェイ・ズラウスキ―監督の一連の作品、イザベル・アジャーニの鬼気迫る演技が主演女優賞をもたらした『ポゼッション』とその前後の諸作『ワルシャワの柔肌』、『夜の第三部分」等を再見した後だったので、前記入魂の演技陣とディジタル技法を大胆に取り入れた撮影には眼を奪われた物の、既視感が強く感じられました。
 
 それが無ければ暫くはトラウマになってしたかもしれない瘴気に満ちた作品でした。
 それでも本作に比べればズラウスキー作品の方がユーモアに溢れているとさえ言えます。
 18禁の強烈な性描写、暴力的で狂気じみたシーンと凡百のスプラッターより直截で痛みを伴う描写が続出する観る者を選ぶ作風です。
 ただ、アート系のホラーがお好きな方なら、一見の価値が御座います。
 ドイツの黒い森のロケーション、動物俳優とCGを絶妙に組み合わせた妖気溢れる動物描写、

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キングレコードから発売されたウィレム・デフォーが出演のラース・フォン・トリアーのアンチクライスト(〇〇までにこれは観ろ! ) [DVD](JAN:4988003826710)の感想と評価
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