小説 外務省-尖閣問題の正体 の感想

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タイトル小説 外務省-尖閣問題の正体
発売日販売日未定
製作者孫崎 享
販売元現代書館
JANコード9784768457306
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » ま行の著者

購入者の感想

(総評) 上記はアメリカ政府公開議事録からの引用。こういった「事実」を知るのに有用な良書。

(補足)
以下の構造と各国の思惑を知るのによい教材。
尖閣=日本と中国が争うようにアメリカが仕組んだ
千島=日ソが永遠に争うように英国が仕組んだ

(私見)
日本は以下を念頭に国防に励むべきと感じた。
①他国に「完全なる味方」はいない。強国は常に「他国と他国がけんかする」ことを望んでいる。
②アメリカや英国が「日本と周辺諸国がけんかするよう仕組む」のであれば、日本はそれを逆手にとるべき。具体的には「このままでは領土を護れないので、国防費を増やす。核武装もする」とアメリカと交渉すること。

(引用 146ページ)
米国国務省には「歴史家のオフィス(Office of the Historians)」というサイトがある。ここで尖閣諸島のキーワードで引いてみと、思いがけないものが飛び出してきた。
1974年1月31日 
キッシンジャー国務長官:我々は彼らを尖閣に向かせるように(steer)できないか。
ハメル(中国専門家):長官、失礼しますが、今、なんとおっしゃったのですか。
キッシンジャー長官:我々は彼らを尖閣に向かわせるようにできないか
ハメル:誰を向かわせるのですか。
キッシンジャー長官:中華人民共和国
ハメル:本当に中国を尖閣に向かわせることを我々が望むということでいいですか
キッシンジャー長官:そうすれば日本人に宗教(Religion)を教えることができる。

2年ほど前に読んだ「戦後史の正体」と同様の面白さと米国の日本支配を強く印象付けられました。
ほとんど政治家が実名で登場する小説です。民主党政権時の鳩山首相への妨害など外務官僚の出世のための組織内での動きには唖然とします。
この小説、日本国民に是非読んでほしい。特に今の自公政権を支持している主権者の皆さんにはぜひとも読んでもらいたいです。
自主独立の日本の主権を回復するには米国の支配に屈していてはとてもできません。マスコミもアメリカに従属しているとしか考えられないです。すべて日本の現状は情けない限りです。
北方領土問題も尖閣諸島もアメリカが日本をロシアと中国に接近させない戦略というのです。これらはすべて公開されたアメリカの公文書(電文等)によって明らかにされています。
是非読んで欲しいお勧め図書です。

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