回想・寺山修司 百年たったら帰っておいで (角川文庫) の感想
参照データ
タイトル | 回想・寺山修司 百年たったら帰っておいで (角川文庫) |
発売日 | 2013-04-25 |
製作者 | 九條 今日子 |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 9784041007808 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆 |
購入者の感想
テラヤマ芸術を探る著書や作品は数あれど、人間寺山修司はどんな人だったのかは、やはり夫人の回想録に手がかりが幾多見えますね。母親との関係、秘書や女優さんとの関係諸々、ひとつまちがえば、どっかの教祖サマのようになるやばいヒトだったかもしれないが、若い頃はひとりの若い女性に熱をあげ、恋と野心と不安で心を揺らす文学青年だったのだなということがわかる。あの時代の成功と早逝故に今も伝説としてしばしばよみがえるヒト。今を生きていたら何を言い、どんなモノを生み出したか、やはり時々考える。