別冊カドカワ 総力特集 Gotch (カドカワムック 537) の感想

ソロアルバム「Can’t Be Forever Young」のリリースに合わせて発売されたGotch特集本。
なので、アルバム聴いてない人にはなんのこっちゃ分かりませんので買わない方が無難です。
アルバムを聴いてこれいいじゃん、と思った人ならマストバイかな。

本人による楽曲解説やサポートミュージシャンのインタビューを読むと、アルバムの制作過程がよく分かり、作品がより楽しめることうけあい。
後藤さんの運営するレーベルに所属するアーティストのインタビューも掲載されていて、読むとゴッチの人柄が偲ばれるので、彼の作る音楽だけでなくその人間性にも興味がある人にもオススメです。

長年、アジカンの後藤さんが書く歌詞に惹かれていた私としては、第一線で活躍されている小説家の古川日出男氏の歌詞解説が一番興味深かったです。こういうクロスボーダーな企画が実現するのも後藤氏の多岐に渡るアクティビティの賜物でしょう。

一アジカンファンとしては、ソロデビューと聞いて、後藤正文が何処に向かっているのか少し不安になっていたのですが、ソロアルバムを聴き、この本に収録されている後藤不在のメンバー座談会を読んで噴き出したあとには、そんな不安などは吹き飛んでいました。
あと、誰が得するのか分かりかねますが、ゴッサンのメガネ特集もあるので、メガネファンにもオススメの一冊。