おしえて! もんじゅ君―これだけは知っておこう 原発と放射能 の感想
参照データ
タイトル | おしえて! もんじゅ君―これだけは知っておこう 原発と放射能 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | もんじゅ君 |
販売元 | 平凡社 |
JANコード | 9784582835625 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » エネルギー » 核・原発問題 |
購入者の感想
毎日、原発や放射能のニュースを分かりやすく噛み砕いて解説してくれるツイッターの人気者・もんじゅ君。
ツイッターでいつも見ていて、もんじゅ君の優しさに癒されつつ、たまに混ざる原発批判のピリッとした毒に痛快な思いをしている。
この本のもんじゅ君の解説を読むと、原発や放射能について、今まで知っているつもりだったことが実は理解できていなかったり、
世間で言われていることが実際は違っているかもしれないということに気がつく。
例えば、原発推進派のよく口にする「原発は二酸化炭素を減らすのに必要」ということ一つにしても、
実は原発を止めた国のほうがCO2を削減できていたり、そもそも原発がCO2を出さないにしても
放射性廃棄物という「廃棄できないもの」を残し続けてしまうのがいいことなのか、といった示唆に富んだ内容が語られている。
原発を止めた国のほうがCO2を減らしているというのは、恥ずかしながら初めて知った。
また、被災地を応援したい気持ちはやまやまながら、「食べて応援!」という意見には今まで何となく違和感を持ってきたが、
その違和感の理由をこの本で知ることができたのもとてもよかった。
何より、もんじゅ君がこの本で一番訴えていることは、多様な視点を持とう!ということ。
反原発にしろ、原発推進にしろ、一つの情報源、一つの意見だけに凝り固まっていては、見えるものも見えなくなってしまう。
盲信的になってしまうことが一番恐ろしいこと。
みんなで考えたり、話し合ったりして、多様な意見があることを知るのが大切というのは、
ついついある立場から発言してしまいがちな原発問題にあって、貴重な考え方だと思う。
いろいろな意見を知るという意味で、大友良英さん、松田公太さん、藤波心さんへの三者三様のインタビューを読めたことも収穫だった。
決して多いページ数ではないのに、分かりやすく、コンパクトに必要なことがまとまり、なおかつここまで示唆に富んだ本は、なかなかないのではないだろうか。
「非」公式キャラクターの本を出した出版社の英断にも感謝したい。
ツイッターでいつも見ていて、もんじゅ君の優しさに癒されつつ、たまに混ざる原発批判のピリッとした毒に痛快な思いをしている。
この本のもんじゅ君の解説を読むと、原発や放射能について、今まで知っているつもりだったことが実は理解できていなかったり、
世間で言われていることが実際は違っているかもしれないということに気がつく。
例えば、原発推進派のよく口にする「原発は二酸化炭素を減らすのに必要」ということ一つにしても、
実は原発を止めた国のほうがCO2を削減できていたり、そもそも原発がCO2を出さないにしても
放射性廃棄物という「廃棄できないもの」を残し続けてしまうのがいいことなのか、といった示唆に富んだ内容が語られている。
原発を止めた国のほうがCO2を減らしているというのは、恥ずかしながら初めて知った。
また、被災地を応援したい気持ちはやまやまながら、「食べて応援!」という意見には今まで何となく違和感を持ってきたが、
その違和感の理由をこの本で知ることができたのもとてもよかった。
何より、もんじゅ君がこの本で一番訴えていることは、多様な視点を持とう!ということ。
反原発にしろ、原発推進にしろ、一つの情報源、一つの意見だけに凝り固まっていては、見えるものも見えなくなってしまう。
盲信的になってしまうことが一番恐ろしいこと。
みんなで考えたり、話し合ったりして、多様な意見があることを知るのが大切というのは、
ついついある立場から発言してしまいがちな原発問題にあって、貴重な考え方だと思う。
いろいろな意見を知るという意味で、大友良英さん、松田公太さん、藤波心さんへの三者三様のインタビューを読めたことも収穫だった。
決して多いページ数ではないのに、分かりやすく、コンパクトに必要なことがまとまり、なおかつここまで示唆に富んだ本は、なかなかないのではないだろうか。
「非」公式キャラクターの本を出した出版社の英断にも感謝したい。