ファイナルファイト オリジナルサウンドコレクション の感想

『ファイナルファイト』と言えば超有名なベルトスクロール格闘アクションの傑作で、このジャンルの代名詞と言っても過言ではありません。
にも拘らず、実はアーケードで続編は作られず、キャラクターはスト２系に吸収されていきます。

それも歴史的必然。当初『ファイナルファイト』は米側から依頼を受けて『ストリートファイター』の続編として製作されたものの、米側から「ＮＯ、これじゃないんだ」とダメ出しされた一本。いわば『スト２』の義理のお兄さんだったりします。

このサントラはそんなゲーム史に残る傑作でありながらもどこか報われないファイナルファイトシリーズを網羅したサントラであります。初代『ファイナルファイト』だけでもＡＣ版、ＳＦＣ版、Ｘ６８ＦＭ＆ＭＩＤＩ、メガＣＤ版があり、他ファイナルファイト２、マイティＦＦ、タフ、ＯＮＥ、リベンジ、そしてＧＵＹの同梱ＣＤやＸ６８同梱ＣＤのボーナストラックまで揃っています。国内版はアプリ類を除けばコンプリートされているのでは？
海外にはオリジナルの続編（コーディの弟が主人公）もあったりしますが。
総枚数は五枚！
さらに六枚目はＤＶＤ。
今となってはお宝映像級のＡＣ版オープニング（ジェシカのブラジャー姿）。
ノーミスクリアの映像と、２０１４年に行われたファイナルファイトリベンジカプコン公認トーナメント世界大会映像（総勢１８名）となっています。普通の大会なら使用不可になりそうな某キャラの蹂躙をいかに止めるかに注目。ヘリが、パトカーが、手裏剣が、ドーピングが、一味違う格ゲー映像を堪能できます。

まあ半分が初代なわけですが。マイティのＢＧＭなんてむしろロックマンに交じっていても違和感が無い。
一応ボイスコレクションとかも入ってます。メガＣＤ版のハガーの声が若い（ＣＶ置鮎龍太郎。コーディでもガイでもなくハガー！）なあ。