Run the Jewels 2 の感想

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参照データ

タイトルRun the Jewels 2
発売日2014-10-27
販売元Mass Appeal Records
JANコード0812814020057
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ヒップホップ » ヒップホップ一般

購入者の感想

長年に渡りNYのアンダーグラウンドヒップホップ・シーンを牛耳ってきたプロデューサー兼ラッパーEl-P(39歳)と、Outkastに見出されたサザン・ラッパーKiller Mike(39歳)。
2012年の傑作"R.A.P. Music"をきっかけに生まれたこの二人のコンビ「Run The Jewels」によるセカンド・アルバム。Nasが主宰する新レーベルMass Appealからのリリース。

前作ではOutkastのBig BoiやDe La SoulのPrince Paulらによる素晴らしい客演がありましたが、
今回フィーチャリングされたラッパーはThree 6 MafiaのGangsta Booのみで、その他はRage Against The MachineのフロントマンZack de la Rocha(一応この人もラッパーといえばラッパーかもしれませんが)、Blink-182のドラマーTravis Barker、FoxygenのドラマーDiane Coffeeと、かなり斜め上の人選。

このちょっとふざけてるような客演、販売前の二人のノリからして、今回も前作と同じく面白おかしく作ってるのだろうなあなんて思っていましたが、ちょっとそういうレベルの話では無くなってきています。大真面目に、ここ数年のヒップホップシーンの中でも指折りの名盤です。

本作が予想以上の出来となった所以は、おそらくここ15年でも最も気合の入ったEl-Pによるプロダクションにあります。
"Fantastic Damage"のノイジーなサウンドを取り戻しつつ、"Cancer 4 Cure"や"Run The Jewels"のポップ感覚、"R.A.P Music"の突進力をも保ち続けた凄まじい出来。
"Blockbuster Night Part 1"のような正統派ラップロック風トラックも多いですが、
ファーストトラック"Jeopardy"を聞いて、最近のEl-Pによるプロダクションから失われていた「病んだ感じ」を思い出して驚きましたし、ハイテンポのビートに合わせてピッチを弄られた異様なサンプルが炸裂する"Lie, Cheat, Steal"や"All Due

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