指揮権発動 検察の正義は失われた の感想

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参照データ

タイトル指揮権発動 検察の正義は失われた
発売日2013-04-19
製作者小川敏夫
販売元朝日新聞出版
JANコード9784023311947
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 日本の政治

購入者の感想

 4月19日、市民団体から検察審査会に審査が申し立てられていた田代政弘元検事に不起訴不当、佐久間達哉元特捜部長、木村匡良元主任検事に不起訴相当の議決が出された。そのまさに当日、4月19日に発売されたのが本書「指揮権発動 検察の正義は失われた」である。
 今回の審査の補助弁護士の澤新氏は、脱税の揉み消しの疑いを持たれる不祥事を起こし、大甘の処分を受け依願退職した曰く付きの元検察幹部(元検事正、元最高検検事)であり、恩義のある検察のために、審査員を不起訴方向へ誘導した疑いを指摘されているが、議決日が「指揮権発動 検察の正義は失われた」の発売日の4月19日になったのも、この書が審査員に読まれたら起訴議決が出てしまいかねないと慌て、読まれる前の発売当日に議決した可能性が十分にあると言える。
 それほどまでにインパクトのある、そして歴史的意義の極めて大きな元法務大臣の出版だったのである。

 今回の議決が起訴の強制力を伴わない議決だったことで検察は胸を撫で下ろしているのかもしれない。しかし、検察は同時代の法廷から逃れることが出来たとしても、「歴史という名の法廷」からは決して逃れることは出来ない。
 捜査報告書と反訳書という、中学生が見ても検察が犯罪を犯したと分かる明白な直接証拠がありながら、開き直ってなりふり構わず再び不起訴にするのであれば、その決定に関わる小津博司検事総長始め検察と法務省の首脳たちは、数十年後、数百年後、「歴史という名の法廷」に立たされることを覚悟すべきであろう。

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朝日新聞出版から発売された小川敏夫の指揮権発動 検察の正義は失われた(JAN:9784023311947)の感想と評価
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