宇宙軍士官学校-前哨-6 (ハヤカワ文庫JA) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル宇宙軍士官学校-前哨-6 (ハヤカワ文庫JA)
発売日販売日未定
製作者鷹見 一幸
販売元早川書房
JANコード9784150311742
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

購入者の感想

神話から、等身大へと物語が変化してきましたね。
アイロスは天使っぽく表現されてましたが、地球人とも子供を作れるし、
科学力の進んだケイローン(人類)はコロッセオでトトカルチョ(神ではなく俗物ですか)。
ってことは、アイロスが天使っぽいのは、単にスペース的なことと種族的に献身的だからってこと!?
ケイローンはローマ市民?
地球人(辺境民)とケイローン(ローマ市民)の差は、宇宙規模から段々と地球規模になってきた感があります。
これはケイローンとオーバーロードとの差を作り出す為でしょうか?
それともオーバーロードの降臨が近いのでしょうか?

超科学は魔法的で、その魔法的な概念さえ身に付けてしまえば地球人もケイローンの様になれるのだろうか?
まぁそこは金持ちと貧乏人的断絶があるのだろう。

この物語は、管理職としての考え方を簡単にレクチャーしてくれる。
と言ってもだ、ケイイチタイプは本来出世できないはずだから、
なお面白いのだろう。
あのまま治安維持軍にいたら、要領の良い水木しげるタイプでなかろうか?

やんうぇんりー様は神様だから、結果があって、原因が先回りする。
ケイイチは出世欲のないらいんはるとだと思う。

元々は全5巻程度の予定と言ってられたところで話が膨らんできて、まずはお祝いです。
この作者の作品を読むのは今作が初めてでしたが、読みやすく場面の絵が頭に浮かんできて
実に若者向け・・・というか、いわゆるラノベ的で早川JAっぽく無い感触があります。
うん、アニメで視たい!と思いました。
「トップをねらえ!」の後半部分とか「同2」的な圧倒的物量を感じたんですね。
根幹には十分ハードSF的な要素がふんだんにあるので安っぽくなっていないのが作者の文章力なのでしょう。
まったく内容は違いますが、「エンダーのゲーム」のジュブナイル作品といった趣きもあると思います。
・・・
さて、6巻では簡単に云うと
上位種族に助けてもらうため、同様の立場の他の種族と模擬戦を行い勝つ、
あるいは負けても注目すべき戦いをすることを求められる主人公たち、さあどう戦う?といった話です。
要は、お客により楽しんでもらえるパフォーマンスをした側が助けてもらえるという
ある意味下世話なプロレスを求められるわけですが、
主人公たちは2回戦までガチンコをやってしまいます。
当然スポンサーに注目されます。喜んでる?怒ってる?
さて・・・
というところまでが6巻の話です。

申し訳ない!ここからは個人の感想です。無視してもらったのがいいと思いますが云わずにいられません、すいません。

7巻の展開はP269/P270をめくる間に何があったかを考えればおのずとわかると思います。
しかし彼らは自分が考える以上の成果を出してくれると期待してます!
次の戦いは**だろうから

あ、あと本筋にはこれまで一切絡まないのですが、地球の話は結構好きです。

それと今回アーカイブにあったオクタル人の話はなんかね、
どこぞの実際にいる人々みたいな話だなぁ、嫌な話だよなと思った次第です。

まとまりませんが、オススメの作品です!
10代20代の人に読んでもらいたいけど、40-60の古参のSFファンでも結構イケると思いますよ。

1巻から6巻で,最もおもしろくないのがこの6巻です。
勘違いしないでよね!
ベ,別に次の巻もおもしろくないなんて言ってないんだからね?
1巻から5巻までは,「現在公開可能な情報」みたいな謎解きが
絶妙で,主人公アリサカケイイチが推論と直感でその謎を読者と共に
解きながら,人類の生存をかけた戦いへと,仲間を鼓舞していくシーンが
とてもドキドキわくわく感があったのですが,この巻は,おもしろくないです。

まず,地上戦の記録回想が,つまらない。
そんなものは,既に訓練生へのバーチャルウォーでやったではないですか。
異星人も地球人も同じような価値観を持っていることを表現したいなら,
もっとちがうエピソードを考えて欲しかったです。ただのページ稼ぎとしか思えない。

次に,地球人が,バッキンレコードで試練を勝ち抜いていくシーンも
「ああどうせアリサカ=やんうぇんりーマジックで勝つんだろうな…」と
読んでいて先が見えてしまいました。ワンパターンの醍醐味もありますが,
遙か遠くの異星人の星まで訪問していて,このパターンはない。

さらに,地球人と同じように,傲慢なオクタル人の命も同じ価値を持つからこそ,
ケイローンが,全ての種族に試練を科していたはずなのに,
ケイローンが,試練を娯楽として楽しんでいるというのは,
ケイローンが,神から俗物へ落ちていった感じがします。
むしろ,高潔さではアロイスの方がずっと上のように思えました。
このまま話が進むと,地球人=アロイス=ケイローンと同じ生命種と
考えてしまいます。そんなに近い存在だったのか???
それでは,この宇宙軍士官学校の価値が無くなります。
あまりにも高位種族であるが故に,子ども達から教育をしてきたはずです。
どうも鷹見 一幸は,このあたりのSF考証が十分でなかったように思えます。
7巻でこのあたりをもう少し修正してくるのか,あえて,読者を騙そうとしているのか,
とにかく,この巻は,おもしろくなかったんだからね!!!

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

宇宙軍士官学校-前哨-6 (ハヤカワ文庫JA)

アマゾンで購入する
早川書房から発売された鷹見 一幸の宇宙軍士官学校-前哨-6 (ハヤカワ文庫JA)(JAN:9784150311742)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.