35歳からの超貯蓄術 の感想

35になっても今からでも遅くないと勇気づけられる一冊。日頃の買い物に意識付きます。

デビュー作以降、すべて購入していますが、だんだん内容が薄くなっているように思います。
今回、タイトルの「超貯蓄術」にあたる部分がどこなのか、正直さっぱりわかりませんでした。

著者自身の既刊本や他の方が書いた貯蓄・投資本とかなり重複しているところがあり（住宅ローンはFX投資と同じ、というくだりなんかは、既にいろんな方が使い古したフレーズだし）、だんだん自分や身内のネタ的な内容が増え（家を買ったけどライフスタイルが変わったとか、食洗機が壊れたけどメンテナンス期間が終わっていたとか、子どもが私立中学に合格したとか）、ブログで十分でしょ、という感じ。
住宅は賃貸か購入か、それは人それぞれ・・なんて当たり前のことだから「超貯蓄術とはなにか」を説明してくださいよ！と突っ込みたくなります。ネタ切れですかね。

老後の支出例を何種類かあげていますが、老後の「収入」ではなく「支出」項目を並べるだけだったら、現役時代の職業（夫：会社員、妻：専業主婦とか）は関係ないですよね？
そのへんも、なんだかセンスのなさを感じる一冊でした。

しかも「おわかりですか？」のような上から目線・・出版社が違うからでしょうか・・端々で、表現の拙さが目に付きました。

あえてフォローすると、貯蓄関連の本を読むのははじめて！という方は読んでも損することはないです。間違ったことは書いていませんから。
ただこちらは、貯蓄気分を高める本、という感じ。これでこの定価は高い。どうせ買うなら、「貯金生活宣言」のほうが実用性が高いと思います。

★追記です★
このレビュー、９人中７人が「役に立つ」と評価してくれて、長い間トップに表示されていたのですが、ある日突然、「役に立たない」が５件も入り、表示順序が下がりました。そして、高評価レビューが上位に。確認すればわかりますが、高評価レビューは、この著者の本しか評価しておらず、非常に不自然です。かなり不信感をもっています。0