囚われの令嬢と愛をささげる伯爵 (ラズベリーブックス) の感想

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参照データ

タイトル囚われの令嬢と愛をささげる伯爵 (ラズベリーブックス)
発売日販売日未定
製作者キャスリン・ラロック
販売元竹書房
JANコード9784801900967
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学

購入者の感想

冒頭で、ヒロイン・レノーラが鞭を打たれるシーンに前作とは全く違う雰囲気が漂っているのを感じて、最初から一気に物語の世界に引きつけられてしまいました。
強靱で、逞しく、ロマンチストな夢想家の大男・レイヴンスワース伯爵のレノーラへの愛が健気でキュートです!!
前作のドミニクほどではありあせんが…(笑)
レノーラに一目惚れし、彼女を姫と崇め、全力で守ることを誓う黒騎士は邦題の通り「愛を捧げる伯爵」で、レノーラ目掛けてまっしぐらに猪突猛進する巨大なイノシシ男と化します♪
一方、婚約者・クルトによって男性に対して恐怖と不信感を抱くようになってしまったレノーラは、伯爵に対して辛辣な言葉と、つれない態度で不機嫌な猫のように応戦します。
猫と猪の愛の行方はいかに?と、前半はとても面白かったのですが、後半は無駄に多いホットなシーンと、公爵令嬢として甘やかされ、大事に育てられたレノーラがあまり聡明ではない為、伯爵に対していつまでも子供じみた怒り、恨みをぶつける態度や、28歳にもなって自分の気持ちが理解出来ず矛盾した言動を取り続ける件にうんざりしてしまいました。
また、伯爵の健気な猪突猛進も後半に入るとすっかり勢いが弱まってしまい、ロンドンで熱烈に求愛する姿が見れるのかと思っていたのに、それも全く見られず…。
前半の魅力はどこへやら?の展開でしたが、最後になってようやくレノーラが自身の気持ちを理解した辺りからは痛快で、再び物語がイキイキしたものとなり、こちらの気分も上がる中、ハッピーエンドを楽しむことが出来ました。
こうなると、今作に少々不満を感じるものの、前作(星★5つに格上げしました)が面白かっただけに、やはり次作に期待してしまいます。
ラズベリーブックスさん、引き続き刊行を宜しくお願いします。

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竹書房から発売されたキャスリン・ラロックの囚われの令嬢と愛をささげる伯爵 (ラズベリーブックス)(JAN:9784801900967)の感想と評価
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