WICKED NATURE の感想

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参照データ

タイトルWICKED NATURE
発売日2014-09-03
アーティストTHE VINES
販売元GREEN MEDIA/MGM
JANコード4526180177180
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » ロック

購入者の感想

後期ニルヴァーナや中期ビートルズ以降の影響が随所に感じられる。
それが、ヴァインズの良いところだとしっている長年のファンは、買うことを拒まないだろう。
だとすればクレイグニコルズが出すヴァインズの特性はそれをクロスオーバーさせるところにあるのだが、ギッチリと固めたディストーションやコードチェンジを6枚目になるアルバムとして変わらず聴けるのは嬉しい事だけなのかわからないが、22曲ダブルアルバムが一気に聴けてしまうヴァインズのロックンロールはクレイグが生きている限りはずっと聴き続けていたいと思ってしまう魅力がある。

驚いた。
クレイグ、進化している。楽曲に幅がある。アレンジもリズムもギターフレーズの志向も。これを聴けば、「ヴァインズ?ああ、あのフォークとガレージロックしかできないバンドね〜」と舐めていた輩もたちまち、ヴァインズマニアになる。白状しな。あんただ。

セルフプロデュースもデカイのだと思う。既存のヴァインズのイメージにとらわれることなく、自由に自らの嗜好に沿った作曲をしている気がしている。ニルヴァーナ・キンクスだけだけではなく、ケムズやレディオヘッド、クラクソンズ、デペッシュモードの様なアーティストも同じ様に愛聴していたらしいし。だとするとこの先も「ニルヴァーナ・ミーツ・ビートルズ」以上の新たな路線の作品が届く可能性もある。とは言えこれまでのアルバムの領域から大きく逸脱する訳ではない。ストレートなロックナンバーやアコースティックポップもある。相変わらず声いいし。

ポップでありながらエッジーさを追求し、喜びと苛立ちと求愛が滲むという点で2004年の傑作「ウイニングデイズ」に近い作品かもしれない。何にせよ初期の三枚と並ぶ新たなマスタピースとなるのは間違いない。

ヴァインズおかえり!!!

ヴァインズ通算六枚目のアルバムである。前作『フューチャープリミティブ』以来の作品で約三年ぶりの新作…この三年の間にも、母親を殴って捕まったりだとかクレイグ以外のメンバーが全員脱退だとか、相変わらずの破天荒ぶりでハラハラさせられたけど、必ず完全復活しては突拍子もなくいきなりポンっとアルバムを出してくるあたりがやはり相変わらずのヴァインズである。
今回初の二枚組、さらには初めてクレイグが共同プロデューサーとして務めた作品でもあり、どことなく今までで1番ラフな作りに仕上がっている気もする。
どこなく安っぽさ(良い意味で)が漂うのはクレイグの音楽的嗜好が未だにデビュー時から変わってないんだろうなあと感じることができる。
前作が打ち込みやエフェクトを多用した(と言ってもあくまで味付け程度って感じだったけど)ヴァインズにしては意欲的な作品に思えたのだが、今作はそんな要素も一切ナシ。基本ギター、ベース、ドラムのこれまでのどのアルバムよりもタイト。(一部ストリングスを使う曲はあるが、三枚目のアルバム『ヴィジョンヴァレー』などで使われたようなシビアな感じではない)
そして曲のヴァリエーションの狭さも指摘しておこう。22曲とたっぷりヴァインズ節が味わえるとなると、多少お得感があるものの、正直飽きがくるのも否めない。ヴァインズの曲って、凄くクラッシックな感じというか、意外性があまりない。ロックミュージックを沢山作ってくれるのは嬉しいけど、こんなに同じような曲ばかり作っててクレイグってちゃんと全部覚えきれてるのかなあ。とか考えてしまう。
ま、でもこれが安定のヴァインズ。
きっとこれから何年先も色々とハラハラさせられながらも、何度も完全復活をとげてはいきなりアルバムをリリースして
今回もまぁ相変わらずだな、なんて思ったりして…それでもまたリリースと聞けばワクワクしながら待つのだろう。
ヴァインズはこれでいい、ヴァインズにならこれから先どんなにガッカリさせられてもついて行こうと感じる、そんなバンドの通算六枚目です。さあ皆さんどうぞ

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