椿姫―アイーダ/リゴレット/マクベス (中公文庫―マンガ名作オペラ) の感想
参照データ
タイトル | 椿姫―アイーダ/リゴレット/マクベス (中公文庫―マンガ名作オペラ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 里中 満智子 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122047792 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » イラスト集・オフィシャルブック |
購入者の感想
この商品は全8巻ある里中満智子先生の「マンガ名作オペラ」のうちの1冊で、ウェルディの4つのオペラ(椿姫、アイーダ、リゴレット、マクベス)のストーリーを簡潔にマンガ化したものです。
このシリーズの他の作品同様、里中先生の画力はもちろん、画面構成、ストーリー展開とも見事です。
人物の表情や風景も分かりやすく描写されています。単独の読み物としても十分楽しめる内容です。
オペラ鑑賞は言葉の壁もあり、事前に作品の背景やストーリーを頭に入れておくことが前提ですが、このシリーズのマンガを読めば、労せずしてそれらをイメージできるようになります。
但し、流れが直感的に理解できるように、実際のオペラと比べるとかなり省略されており、セリフが簡素化されているだけでなく、アリアやレチタティーヴォは短い言葉に置き換えられたり割愛されています(アリアが歌われる場面を表現している箇所も一部あります)ので、観劇前にはリブレットや対訳に目を通されることを推奨します。
このシリーズの他の作品同様、里中先生の画力はもちろん、画面構成、ストーリー展開とも見事です。
人物の表情や風景も分かりやすく描写されています。単独の読み物としても十分楽しめる内容です。
オペラ鑑賞は言葉の壁もあり、事前に作品の背景やストーリーを頭に入れておくことが前提ですが、このシリーズのマンガを読めば、労せずしてそれらをイメージできるようになります。
但し、流れが直感的に理解できるように、実際のオペラと比べるとかなり省略されており、セリフが簡素化されているだけでなく、アリアやレチタティーヴォは短い言葉に置き換えられたり割愛されています(アリアが歌われる場面を表現している箇所も一部あります)ので、観劇前にはリブレットや対訳に目を通されることを推奨します。
オペラの鑑賞術として予習が薦められていて、あらすじを紹介する本がいくつも出ています。しかし、家で字幕版を見るのでなければ、それだけでは不十分だと思います。この本では劇を細かく追っているので予習に役立ちます。対訳本を読むのがベストかもしれませんが、対訳本はとっつきにくさがあるだけでなく、高値なこともあるので、このマンガで予習するというのは、非常に有効な手段だと思います。このレベルで筋を知っていれば、セリフの意味がわかってきますし、英字幕でセリフを確認することも難しいことではなくなります。そのため、海外公演、非日本語版DVD(日本語版よりも安い場合が多い)といったものに対応できるようになり、オペラを楽しめる幅が広がります。
この巻にはヴェルディの4作が収められています。値段が手頃なので、ひとつでも見る機会があったり、ヴェルディの歌劇について知りたいという方は、買って損になることはないと思います。
この本には、漫画本編のほか、岡田暁生氏による作品解説、林真理子氏によるオペラエッセイ、松本矩典氏によるメディアの紹介(2003年現在のもの)が付されています。
この巻にはヴェルディの4作が収められています。値段が手頃なので、ひとつでも見る機会があったり、ヴェルディの歌劇について知りたいという方は、買って損になることはないと思います。
この本には、漫画本編のほか、岡田暁生氏による作品解説、林真理子氏によるオペラエッセイ、松本矩典氏によるメディアの紹介(2003年現在のもの)が付されています。