捜査組曲 東京湾臨海署安積班 の感想
参照データ
タイトル | 捜査組曲 東京湾臨海署安積班 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 今野 敏 |
販売元 | 角川春樹事務所 |
JANコード | 9784758412421 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
150冊以上の著作品が有る今野氏の作品は、ほぼ全て読んでいるが、本著は今野氏の良さが全く出ていないと思う。
舞台はお馴染みの東京湾臨海署。馴染みの安積班や署の面々が一話づつ主役となる10の短編集で、各々の作品には「捜査組曲」というタイトル通り、音楽用語が割り振られている。
しかし、このタイトルが作品の中では余り効いていない。他作品では最後の最後で「あぁ、そういう事か!」と納得出来るタイトルを持つ作品も多々有る今野氏だが、本作では体裁を整える為だけにしたのでは?と思わせるぐらい、内容とタイトルが一致していると思えない。
その理由は幾つかあるが、今野氏の作品、特に安積班モノなど警察モノ系は、淡々とストーリーが進む場合が多く、登場人物の心理描写やセリフ廻しで読ませる作品が多いと感じる。しかし、短篇だとその良さが出ない内に結末を迎えてしまう。
本作品はどれもが序章で終わってしまった感の有る作品ばかりだった。
舞台はお馴染みの東京湾臨海署。馴染みの安積班や署の面々が一話づつ主役となる10の短編集で、各々の作品には「捜査組曲」というタイトル通り、音楽用語が割り振られている。
しかし、このタイトルが作品の中では余り効いていない。他作品では最後の最後で「あぁ、そういう事か!」と納得出来るタイトルを持つ作品も多々有る今野氏だが、本作では体裁を整える為だけにしたのでは?と思わせるぐらい、内容とタイトルが一致していると思えない。
その理由は幾つかあるが、今野氏の作品、特に安積班モノなど警察モノ系は、淡々とストーリーが進む場合が多く、登場人物の心理描写やセリフ廻しで読ませる作品が多いと感じる。しかし、短篇だとその良さが出ない内に結末を迎えてしまう。
本作品はどれもが序章で終わってしまった感の有る作品ばかりだった。