柳宗理 バターナイフ 000111 の感想

柳宗理氏製品を持つささやかな満足感はあるが、実用品としてはイマイチ。

・大きすぎてケースへの収まりが悪い
・ナイフ部の巾の広さに対し軸（持ち手）部が細いので、支える手に力が入ってしまう
・形状が平らなので常に水平垂直を意識した、大きな動きのナイフ運びを要求される。
（大きく一直線なため、小手先の動きだけでバターの塊から必要な量、切り出したいと思っている部分の切り出しに気を遣う）
・先端が鋭角なので隅の方のバターがすくいにくい。反面、ナイフ部のカーブがケース底部にバターを残す
・ナイフ部が広く重量があるのでバターをパンに塗るのは快適だが、平面形状のためうっかりナイフを寝かすとパンに指が接近してバターがつく

バターに対する切り出しポジションが決まれば適度な重量と絶妙な厚みで気持ち良く切れるのだが、そこに至るまでの慣れと心の余裕(笑)が必要。
あるいは、このナイフの利便性を最大限に活用できる広めのバターケースを用意できるか？も評価のポイントとなりそう。
通常のバターナイフにある折れ角や大きさは伊達じゃないことを理解する結果となった。
使う人の「バター塗りスタイル」というか、ポリシーに依存する製品。

多分100円ショップで買ったであろう細いバターナイフを長年使っていて、壊れたわけでもないけど
少しずつ柳宗理のカトラリーをそろえたいと思っている最中で何となく買ってしまいました。

使いやすいです。柄が太いので握りやすく、塗る部分も大きいのでササッと塗れます。
ストレスフリーです。
年のせいかストレスを感じやすくなってきたので、こういう商品はうれしいです。

つや消しなところも好みです。0