人権ポケットエッセイ 1 の感想

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参照データ

タイトル人権ポケットエッセイ 1
発売日販売日未定
製作者大阪府人権協会
販売元解放出版社
JANコード9784759267167
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 女性学 » フェミニズム

購入者の感想

本書の中には、良き言葉が多く存在する。28人の識者によって、世間の中に存在する、高齢者、障害者、部落問題、女性、子供、外国人、ハンセン氏病患者等に対する差別・人権問題についてのテーマで、其々個別に書かれている。テーマとして、「良い人を辞める事から始める子育て」、「どんな人にも存在する意味がある」「違う事は良い事」「かっこ悪く生きる勇気を持とう」等、テーマから人を引き付ける力が在る。一例として、ハンセン氏病に関しては、医学が患者を苦しめていた事実が在ったり、全体主義で、全体の利益を優先して少数派の人権を踏み躙っていた事を、其の現場で長年働いて来られた医師によって語られている。とかく、自分自身が同様な経験が無かったり、当事者と直接長期間接して来られなかった人で無い場合は、人権問題を理解する事は難しく、被害の当事者を理解する事も難しい。所詮、他人事の様に感じ、其の問題に興味も持たない。テレビでは、ゴールデンタイムを中心にして、スポーツや芸能、音楽、お笑い、娯楽等の無意味な番組ばかりを垂れ流し、逆にそれらの番組を通して、人権に反する様な事を視聴者に対して洗脳しようとしている。インターネットも表面的な情報にとどまらず、深く探っていく上では有益だが、インターネットのみでは情報収集に偏りが生じ、人権問題に関しても「偏見」をもってしまう様な傾向が在る。その点広く浅くではあるが、新聞は偏見を生じさせにくい特徴が在る。世間話やマスコミの情報を鵜呑みにせず、常に疑う姿勢が必要。情報選択にも人権が多く関わる。戦前には「修身」という道徳教育があったが、戦後の日教組等は、戦前の良き考えや教育を全て否定してしまい、学歴偏重の知育・体育のみとなってしまっている。又、部落問題や在日朝鮮人の方々に関しても、裏の権力組織による利権問題に利用されて、末端の被差別の方々は更なる苦しみを強いられている。組織・団体で得をするのは上層部のみで、下層の人々は差別され、虐げられている。それらのタブーとされる部分に向き合わないと、人権問題は根本的に解決することは出来ない。表面的な対症療法では、いつまでも差別や人権問題は存在し続ける。

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