「学問」はこんなにおもしろい! 憲法・経済・商い・ウナギ (星海社新書) の感想
参照データ
タイトル | 「学問」はこんなにおもしろい! 憲法・経済・商い・ウナギ (星海社新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 木村 草太 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061385528 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
就職して自分たちの「勉強不足」を痛感した男女2人が、気鋭の研究者にそれぞれの学問について聞きにいく。
木村は、「理論を展開して、人を納得させるものをつくる(p.45)」解釈論こそが法学の醍醐味と説き、安田は、インセンティブをキーにして考えていくことで「世の中の見方がずいぶんとすっきりしたものに(p.156)」なることを経済学の強みだと言い、松井は、「世の中の意図を読み取るメガネ(p.209)」こそが商学の「武器」だとする。平凡な結論だけれど、3人に共通するのは社会の見方・考え方を身につけることが学問なのだということだろうか。この3人が学問の有用性を強調する一方、青山はウナギ学について「全く役に立ちません!」「おもしろいだけじゃダメですか?(p.117)」と、純然たる知的好奇心を強調するが、これはこれで説得させられる。
木村は、「理論を展開して、人を納得させるものをつくる(p.45)」解釈論こそが法学の醍醐味と説き、安田は、インセンティブをキーにして考えていくことで「世の中の見方がずいぶんとすっきりしたものに(p.156)」なることを経済学の強みだと言い、松井は、「世の中の意図を読み取るメガネ(p.209)」こそが商学の「武器」だとする。平凡な結論だけれど、3人に共通するのは社会の見方・考え方を身につけることが学問なのだということだろうか。この3人が学問の有用性を強調する一方、青山はウナギ学について「全く役に立ちません!」「おもしろいだけじゃダメですか?(p.117)」と、純然たる知的好奇心を強調するが、これはこれで説得させられる。