いま平和とは―人権と人道をめぐる9話 (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | いま平和とは―人権と人道をめぐる9話 (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 最上 敏樹 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004310006 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 国際政治情勢 |
購入者の感想
「平和」とは何か。どうすれば「平和」になるのか。
こうした問題を考えるにあたっての基本的な論点が網羅されている、コンパクトでよくまとまった「平和」入門である。著者自身は国際法や国際機構論の専門家であり、基本的にはその観点から議論が進められていく。とは言え、必ずしも法律論・制度論に終始するのではなく、その中にあっても、さらに広い「平和学」としての立場を志向していることが感じられる。
誠実で流麗な文体で綴られているので、読み通すことにそれほど苦労はしない。入門書として使い勝手のいい一冊である。
こうした問題を考えるにあたっての基本的な論点が網羅されている、コンパクトでよくまとまった「平和」入門である。著者自身は国際法や国際機構論の専門家であり、基本的にはその観点から議論が進められていく。とは言え、必ずしも法律論・制度論に終始するのではなく、その中にあっても、さらに広い「平和学」としての立場を志向していることが感じられる。
誠実で流麗な文体で綴られているので、読み通すことにそれほど苦労はしない。入門書として使い勝手のいい一冊である。