Effective Android の感想

Androidアプリ作成を開始したときはまだOSバージョンが2.x全盛時代でした。
そのときにいくつか類似の本を購入して何とか完成にこぎ着けたのですが、
暫く放置している間にこのときのソースが正常にコンパイルできなくなりました。
色々調べると、このときの開発環境と今とでは色々大きく変わっているようでした。
既にSDKのバージョンアップをしてしまっていましたし、色々便利な機能が追加されているようでしたので
こういう部分をまとめて情報収集したいと思っていたときにこの本を見つけました。
目次や解説を見ただけでも私の目的にぴったりでしたので即購入です！
色々な処理の実現方法が簡単、楽になっているようですので早速新バージョンを
作りたいと思います。

複数の著者によって、デザインからビルドシステム、果ては (Android アプリ開発とは直接関係のない) Git や Java 8 に至るまで、さまざまな内容について書かれています。 マニアックな話題も多く、「そういうのもあるのかー」 という感じで視野が広がりました。 私にとって特に興味深かったのは NFC タグについてや SQLiteDatabase の WAL、オーディオ処理についてでした。 それ以外も興味深い内容が多かったので楽しく読めました。

そういう感じで興味深く読める本ではあるのですが、少々マニアックな話題が多かったりするので、入門書を読んだ人間に 「次はこれを読め!」 という感じで薦められる本ではないです。 『Effective C++』 や 『Effective Java』 とタイトルが似ていますが、それらの本とはその点において違いがあるので注意 (?) しましょう。

読み物的な感じで Android アプリに関して視野を広げたい、って人にお勧めです。