魔法少女まどか☆マギカ ほむらリベンジ! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) の感想

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参照データ

タイトル魔法少女まどか☆マギカ ほむらリベンジ! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
発売日2013-12-12
製作者原案:Magica Quartet
販売元芳文社
JANコード9784832243811
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

きららマギカで読んでいた時、前巻最後の5話は本編では最初は敵対していたさやかと杏子が最初から手を組んでほむらを襲うというようやくのオリジナル展開で終わり、
今後どうやってこの二人を説得するのか、キュウべぇがどんな横槍を入れるのか、またソウルジェム関連の件はどうするのかとかまどかはどう動くのかといったことにドキドキしながら
本巻最初の6話を読みましたが、他の話も褒められたものじゃなかったですが特にこの話がひどすぎました。

本作全体に言えますが、キュウべぇ以外の行動が滅茶苦茶です。細かい難点を上げるときりがないので主に前半の対さやか・杏子パート(その中でも大体6話の描写)についてまとめると、
・ほむらは敵意どころか殺意をむき出しにしたさやか達を放置した挙句何の解決策もないのにのこのこ出向いたり、
 自分を潰しにかかってるのは明白なキュウべぇの意図が全く読めなかったりと、リベンジなど到底無理じゃないかと思わせる対応を連発
・まどかはほむらのイエスマンとなり、さやか達に一切干渉しない(初戦後さやかは学校にも来なくなったが、ほむらの言うことを鵜呑みにして探しに行く素振りも見せなかった)
・お菓子の魔女戦の経緯の差、ソウルジェム投げ捨てや三角関係をカットしたという展開の影響が大きいとはいえ、さやかは完全に復讐鬼と化している
 それもマミがどうこうという話ではなく、ほむらへの憎悪のみで行っている感じ
 とってつけたように6話で正義の味方っぽいことを話してはいたが、それだけで彼女は正義の魔法少女だと思えとでも?
・杏子はまだましな方ですが、さやかを妙に美化していて読者目線とのギャップが大きい
・前巻で死亡したマミの出番は本巻ではなく(回想的に何コマかに写ってはいる)、最終話では言及すらされない(本編10話相当の話はなく、最終話も本編とは異なる結末を迎えた)
 ただしあとがき(立ち絵)とカバー裏では登場
展開の影響(+作者の悪意も感じられましたが)を最も受けたさやかはまだしも、ほむらとまどかの描写についてはフォローのしようがありません。

アニメと比べるとさやかが上条関連で悩まない、杏子が心中せずにほむらに協力する等違いがありますが、杏子が死なずさやかとも喧嘩しない以外は大まかな流れがアニメと同じなのであまり真新しさはありません。
既にまどポやTDSにおいても、結果や一部原因は異なる場合があるものの定期イベントの如くマミが食われそうになり、さやかが魔女化しかけ、それが影響して杏子が死に、ワルプルギスの夜襲来という一連の流れを繰り返しています。
そして、リベンジはマンネリ化に加えさやかのほむらへの誤解ネタが長いので、読んでいてあまりいい気がしません。最初に原作なぞりをしたのが後になっても足枷になっているように感じました。
登場人物が死なずにワルプルギスの夜を倒す話は二次創作では腐るほどあるので、仮に本作がマミが食われず、さやかが魔女化せずにワルプルギスの夜を倒した話だったとしても今更全く面白くありません。
読者にとっては主要人物が死ぬ事も、魔女の真実も、ほむらの意図も把握しているため、ほむらへの誤解や魔女化発覚話を再度やっても退屈なだけです。
アニメと違う話を描くのなら、物語の最初で未契約組に魔法少女の魔女化を知られたりほむらが対立相手にループを話し理解させるくらいの変化が必要だと思います。

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