丁先生、漢方って、おもしろいです。 の感想

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タイトル丁先生、漢方って、おもしろいです。
発売日2014-11-20
製作者丁宗鐵
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022512321
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 薬草・漢方

購入者の感想

面白がりの南伸坊が生徒となって、自分の主治医の漢方の大家・丁宗鐵先生(東京薬科大学長)から、徹底的に話を聞く。
西洋医学と漢方、中医学(中国共産党公認の漢方)の成立、崩壊に瀕する日本の医療保険制度を救う方法など、大きいハナシもなるほどとうなづくことばかり。風呂に入るな、徹夜するな、誤嚥対策など、身近なハナシもそうだったのかの連続。
どのハナシも目からウロコがおちることばかり、サイコーの面白本です。
本の意義としては大きいハナシが大事だろうが、わたしは身近な小さいハナシにひきつけられた。
1、風呂に入るな。レントゲン検査を受けすぎるな。
人間の生体防御力(病原菌から自分を守る)は95%以上が皮膚と粘膜のしごと、免疫力の役割は5%以下。健康でいるためには皮膚と粘膜を傷つけないことがまず大切。
皮膚が外敵の侵入を防ぐ城壁。粘膜は内臓を守る内壁。その外壁の皮膚には皮脂腺というのがあり、不飽和脂肪酸というのをだして細菌感染を防いでいる。これをごしごし洗い落としてはいけない。風呂に入らないのがいちばんいいが、どうしても入りたければ温まるだけにせよ。
外壁(皮膚)を傷つけないと同じくらい、粘膜(内壁)を傷つけないことが大切。
放射線で粘膜を傷つけないように、レントゲンやCT検査を受けすぎるな。
2、免疫貯蓄の総量はみな同じ。ムダ遣いするな。
外壁・内壁を破って病原体が入ってきたら、免疫がたたかう。発熱は免疫がたたかっているから起きる健全な反応。
その免疫貯蓄量はみな平等。徹夜などでムダ遣いすると、あとでガンなど重大な病気とたたかう免疫力がおちてしまう。
3、晩年最悪の敵=誤嚥。これをどう防ぐか。
高齢で亡くなった人の死因に「肺炎」というのをよくみかける。「風邪でもこじらせたんだろうか」などと思っていたのだが、なんとそれは誤嚥による肺炎だという。モノを飲みこむ瞬間に、同じ場所にある気管支のふた(エピグロティス)がパタンと閉じる。この「エピグロティス反射」のおかげで、ふだんは誤嚥をしないですんでいる。
この反射は若い時は1秒だが、年をとると2秒くらいになり、パーキンソン病にかかると10秒くらになってしまうのだという。

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