まるごと尺八の本 の感想

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著者は、ある流派の奏者というよりは、製管師なので、本書では流派を超えた記載をしてくれています。
この点が、一般読者には大変役立つ。

「都山流は盤石と思われたが、いざこざがあり、現代にいたる」といった記載など、普通はできない。
また、地域の尺八についても記載があり、それも役立つ。

ただ、つまらないページもある。
たとえば、海外の尺八愛好家にアンケートをとっているが、そんなのは、日本の読者にはどうでもいいことだ。
海外の人は、SKYPEで教えてもらっているようだけど、そんなことは知らなくてもよい。
こんなことにページを割くぐらいなら、できる限り薄くして、値段を安くするべきだ。