感動のショパン~ヴァン・クライバーン・コンクール・ライヴ の感想

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参照データ

タイトル感動のショパン~ヴァン・クライバーン・コンクール・ライヴ
発売日2010-04-28
アーティスト辻井伸行
販売元キングインターナショナル
JANコード4909346717831
Disc 1 :ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11 第1楽章 アレグロ・マエストーソ
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11 第2楽章 ロマンツェ:ラルゲット
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11 第3楽章 ロンド:ヴィヴァーチェ
子守歌 作品57
練習曲集 作品10 第1曲 ハ長調
練習曲集 作品10 第2曲 イ短調
練習曲集 作品10 第3曲 ホ長調「別れの曲」
練習曲集 作品10 第4曲 嬰ハ短調
練習曲集 作品10 第5曲 変ト長調「黒鍵」
練習曲集 作品10 第6曲 変ホ短調
練習曲集 作品10 第7曲 ハ長調
練習曲集 作品10 第8曲 ヘ長調
練習曲集 作品10 第9曲 ヘ短調
練習曲集 作品10 第10曲 変イ長調
練習曲集 作品10 第11曲 変ホ長調
練習曲集 作品10 第12曲 ハ短調「革命」
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲

購入者の感想

クライバーンコンクールのDVDを見ると、ショパンの協奏曲を聴いた審査員の1人が
「彼をとても崇敬する・・神は彼の目を奪ったが、演奏する為の 体と、心の endowment(天賦の才)を与えた・・
ショパンの協奏曲をあれほど甘美で優しく、心揺さぶる誠実さで弾ける。
私は思わず涙を抑えきれずに部屋の外に出た。」
と絶賛していた。
いや、絶賛を越えた、感動であったのだろう。

とてもよく分かる。私もピアノが入る部分では、殆ど涙なしでは聴けない。
技術も全く素晴らしいが、辻井君の内面的なもの 「心」が伝わり、百戦錬磨の審査員の「魂」も揺さぶったのだろう。

辻井伸行君の演奏を聴いていつも感じる様に、無理な造形が一切無く、心から歌っている。
大ホールで耳の肥えた大勢の聴衆を前に、けれん味もハッタリも無く、
ピアニッシモやピアノでメロディーを歌わせて その場の全ての人を引き込めるという事は  想像を絶する。

CDより音質は落ちそうだが、ユーチューブの動画では、その様子をひしひしと感じた。

ピアニシモの旋律が、ホール全体に、聴衆に、吸い込まれ 沁み通る様な静寂。
 聴衆全員が息を呑んで聴き入っている。
体を揺らし、体と心の全てで歌を奏でている辻井君‥

終わるや否や、爆発的な拍手と「ブラボー!」の嵐、総立ちのスタンディング・オーベション、楽団員全員の拍手、また拍手‥

彼は、「大好きなショパンに聴いて貰いたい」と思いつつ弾いたという。
まさに「祈り」や「真摯に自らの努力を捧げる」 という境地なのだろう。

私が辻井君のショパン協奏曲第1番を全曲初めて聞いたのは、ヴァン・クライバーンのウェブサイトでした。コンクールのドキュメンタリーでも、審査員の方が「甘美で優しく、心揺さぶる誠実さで弾いている。涙を抑える事が出来ず、部屋の外に出た。」と絶賛されていましたが、私も涙が止まらず最後まで感動しどうしでした。この曲は、ショパンが故郷ポーランドを発つ時に、自分で演奏したと伝えられていますが、彼の演奏を聴いていると、ショパンの切ない思いや故郷への心残りが伝わってくるように感じられます。フォートワース管弦楽団も辻井君の演奏に呼応して、一体となって盛り上がって行く演奏は、コンクールというよりコンサートのようですばらしいと思います。また曲の終わりに聴衆の拍手と歓声が入っているので、コンクール会場にいるような臨場感もあり、自分も観客の一人になったような気分も味わえます。

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