人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門 の感想

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タイトル人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門
発売日2014-11-14
製作者中土井 僚
販売元PHP研究所
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U理論について知りたくて手に取った本。著者は、U理論提唱者のC・オットー・シャーマーのセミナーを受講し、その本の翻訳を行ったりコンサルティングを行ったりしているそうだ。シャーマー氏の本は学術的で600ページ超もあるので、もうすこしわかりやすく実践的な内容を盛り込んだものを、ということで本書を書いたという。もっとも、この本も400ページ超ある。

U理論は大きくは以下の3つのフェーズで成り立つ。過去から学習するのではなく、出現する未来から学ぶ。PDCAサイクルとは異なるものだ。
1.センシング:ひたすら観察する
2.プレゼンシング:一歩下がって内省し、内なる知が現れるに任せる
3.クリエイティング:素早く即興的に行動に移す

U理論は以下の7つのステップがある。本書では、この各ステップを、具体例を交えながら解説し、U理論が全体的にどのように実行されてゆくものなのかを見てゆく。
ステップ1.ダウンローディング(Downloading):過去の経験によって培われた枠組みを再現する
ステップ2.観る(Seeing):判断を保留して、現実を新鮮な眼で見る。
ステップ3.感じ取る(Sensing):場から感じ取る。視座の転換。
ステップ4.プレゼンティング(Presenting):源につながる。開かれた意志。
ステップ5.結晶化(Crystallizing):具現化。ビジョンや意図を明確にする。
ステップ6.プロトタイピング(Prototyping):実体化。実行、経験によって未来を探索する。
ステップ7.実践(Performing):新しいやり方、しくみ、習慣として実体化する。

また、以下のように、ありがちな障害の乗り越え方についても紹介されている。
レベル1→2:VOJ(Voice Of Judgment):評価や判断の声
レベル2→3:VOC(Voice Of Cynicism):諦めと皮肉に満ちた声
レベル3→4:VOF(Voice Of Fear):恐れの声

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