MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2014年12月号 の感想

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タイトルMILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2014年12月号
発売日2014-10-21
販売元イカロス出版
JANコード4910184411249
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 趣味・その他 » ミリタリー

購入者の感想

第一特集はレイテ沖海戦
連合艦隊の残存主力艦のほどんど「戦力の出し惜しみするな!」と言わんばかりに組成された大艦隊が投入されるが、惨憺たる結果に終わったのはよく知られたところ。
海戦に至る経緯、作戦開始から撤収まで数日にわたった戦局推移(4つの艦隊+基地航空部隊の活動を同じ時系列に並べて説明したタイムチャートは目新しい)、参加した両軍艦艇の紹介記事(各種スペック等資料的価値あり、また壮観です)、両軍の主要人物など本紙ならではの切り口での記事構成。

語り口は連合艦隊に対してかなり辛口。
航空戦力がなく制空権を失い、潜水艦に対する対抗手段も不十分で、残っていた手札が従来通りの海上戦力のみということは、カイジの”限定ジャンケン”ではないが、「グー」のカードしかもたないで、全種類のカードを持っている相手に対して「チョキ」のカードを出してくるのをひたすら祈って挑んだようなものでそもそも勝算は低い(後の大和による沖縄水上特攻はもっと勝算が低いといわざるを得ないが)。頼みの海上戦力についても駆逐艦クラスの不足、練度不足(もういたるところで艦艇同士の衝突を起こしている)、光学測定射撃の限界とお粗末な電探の実態など多々問題があった点を次々と指摘していく。
本作戦を取り上げる際には避けられない「栗田艦隊がUターンせず、突入していれば」、という架空戦記的一大テーマについても想定される結末を論理的に考察する。

第二特集はB-17
日本の体力を削ったのがB-29だとすると、第三帝国の体力を削ったのがこの機種。
ドイツの本土防空戦はBf-109、Fw190などの特集としてドイツ空軍視点で何度も記事にさていたが、爆撃した側に着目した記事は目新しい(次はアブロランカスターの特集かぁ?)。

第一特集で意気消沈してしまいそうな「艦これ」提督に最適な記事が3本ほど。
毎回一人の人物を紹介していく「ミリタリー人物列伝」では、駆逐艦「雪風」の名物艦長だった寺内中佐をとりあげる。

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