ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法 の感想
参照データ
タイトル | ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 冨田 恵一 |
販売元 | DU BOOKS |
JANコード | 9784907583095 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 楽譜・スコア・音楽書 » 洋楽 |
購入者の感想
これでもかというくらい、Donald Fagen の『ナイトフライ』について深く掘り下げています。
その対象は楽曲内容にとどまらず、プロデューシング、エンジニアリングなどのスタジオワーク、アルバム制作に
至るまでの過程、時代の背景(音楽的なトレンド)などにも及んでいます。
そして、その中身がいちいち深くて濃い!
さすがは現場の最前線で活躍されている著者ならではと唸ってしまいました。
Donald Fagen および Steely Danについて知らない、興味ないという人も楽しめる内容だと思います。
(特に実際に音楽をされている方にとっては得るものがあるのでは)
『ナイトフライ』に限らず、音楽作品を楽しむ際に、(この本に書かれているように)制作過程を意識したり、楽曲そのものを
分析したりするというのも、面白いことだと思います。
なお個人的には、3章の『プロデューサー論』 および 4章『エンジニア論』について、興味深く読ませてもらいました。
音楽作品におけるプロデューサー、エンジニアとは何ぞや、ということを実際の人物を挙げて事細かに解説しています。
(これらに関しては、その影響力にかかわらず実態については広く認識されていないのが現状ではないでしょうか)
ただし、あまりにもマニアックですので万人受けする本ではないかもしれません。
(まず試し読みされるほうがよいと思います)
ちなみに私は、これから 実際にCDを聴きつつ、2章の各曲解説を楽しみたいと思います。
まだまだ楽しめそうです(笑)
その対象は楽曲内容にとどまらず、プロデューシング、エンジニアリングなどのスタジオワーク、アルバム制作に
至るまでの過程、時代の背景(音楽的なトレンド)などにも及んでいます。
そして、その中身がいちいち深くて濃い!
さすがは現場の最前線で活躍されている著者ならではと唸ってしまいました。
Donald Fagen および Steely Danについて知らない、興味ないという人も楽しめる内容だと思います。
(特に実際に音楽をされている方にとっては得るものがあるのでは)
『ナイトフライ』に限らず、音楽作品を楽しむ際に、(この本に書かれているように)制作過程を意識したり、楽曲そのものを
分析したりするというのも、面白いことだと思います。
なお個人的には、3章の『プロデューサー論』 および 4章『エンジニア論』について、興味深く読ませてもらいました。
音楽作品におけるプロデューサー、エンジニアとは何ぞや、ということを実際の人物を挙げて事細かに解説しています。
(これらに関しては、その影響力にかかわらず実態については広く認識されていないのが現状ではないでしょうか)
ただし、あまりにもマニアックですので万人受けする本ではないかもしれません。
(まず試し読みされるほうがよいと思います)
ちなみに私は、これから 実際にCDを聴きつつ、2章の各曲解説を楽しみたいと思います。
まだまだ楽しめそうです(笑)
冨田ラボこと冨田恵一氏による、一冊丸ごとドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』に関する解説書。というよりも「研究書」と呼んだ方が良いほど徹底的な分析がなされており、氏のスティーリー・ダン及びドナルド・フェイゲンへの深い傾倒ぶりと愛情が感じられます。
「ポップスのなかでもとびきり良質な作品は、そろそろクラシック音楽を長く定着させたような作法で扱う必要が出て来たように思っている」これが冨田氏の本書を手掛けた動機であり、不肖筆者も日ごろ強く感じていることと完全に一致します。
まさにポップ・マエストロの冨田恵一氏。その筆致は予想以上に知的で論理的であり、今後も同種の著作が期待されます。
「ポップスのなかでもとびきり良質な作品は、そろそろクラシック音楽を長く定着させたような作法で扱う必要が出て来たように思っている」これが冨田氏の本書を手掛けた動機であり、不肖筆者も日ごろ強く感じていることと完全に一致します。
まさにポップ・マエストロの冨田恵一氏。その筆致は予想以上に知的で論理的であり、今後も同種の著作が期待されます。