花燃ゆ 一 の感想
参照データ
タイトル | 花燃ゆ 一 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | NHK出版 |
JANコード | 9784140056561 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説 |
購入者の感想
「花燃ゆ」の主人公は、吉田松陰の妹。
今年の夏前、ちょうど配役発表などのあった頃に山口県や萩を訪ねたのですが、この主人公が誰だかよく分からないと地元の観光関係の方でもハッキリそう言っていました。
●●の家族というのは、過去の女性主人公大河でもほとんどがそうでしたから、そこを以ってアウトではないのですが、今回の主人公・文の場合、歴史上なにかをしたという位置付けはゼロで、ひたすら松陰の妹で、その学校のエリートだった久坂玄瑞の妻で夫は戦死、維新後に長州閥で成り上がった人の妻だった実姉が死んだので後妻となったという、悪く言えば、男尊女卑の時代の少女人形でした。
さて、そんな無力な女をどう描くのか・・・なんというか、賢い傍観者です。江のようなデタラメ主人公ではないだけマシですが、敢えて言えば、ナレーションのような感じでしかない。そりゃそうだ。松陰メインの第一巻では、文に何が出来るわけではないので仕方ないけど、この文の無力さは生涯変わらないので、何か不安だ。
一方で、松陰にここまでスポットを当てた大河ドラマもないわけで、その点は面白く読めた。
狂気と熱気を帯びた革新的な確信犯という本来の松陰像(テロリスト寸前の思想家ですから)でも、近年の大河のなんかぼんやり優しい感じでもなく、人間らしさい寅次郎が次第に思想家として駆けだしていく姿は非常に新鮮だった。
こうした長州藩士の描き方が、期待される男優陣とともに軌道に乗れば、案外とドラマとしては面白いかもしれない。
今年の夏前、ちょうど配役発表などのあった頃に山口県や萩を訪ねたのですが、この主人公が誰だかよく分からないと地元の観光関係の方でもハッキリそう言っていました。
●●の家族というのは、過去の女性主人公大河でもほとんどがそうでしたから、そこを以ってアウトではないのですが、今回の主人公・文の場合、歴史上なにかをしたという位置付けはゼロで、ひたすら松陰の妹で、その学校のエリートだった久坂玄瑞の妻で夫は戦死、維新後に長州閥で成り上がった人の妻だった実姉が死んだので後妻となったという、悪く言えば、男尊女卑の時代の少女人形でした。
さて、そんな無力な女をどう描くのか・・・なんというか、賢い傍観者です。江のようなデタラメ主人公ではないだけマシですが、敢えて言えば、ナレーションのような感じでしかない。そりゃそうだ。松陰メインの第一巻では、文に何が出来るわけではないので仕方ないけど、この文の無力さは生涯変わらないので、何か不安だ。
一方で、松陰にここまでスポットを当てた大河ドラマもないわけで、その点は面白く読めた。
狂気と熱気を帯びた革新的な確信犯という本来の松陰像(テロリスト寸前の思想家ですから)でも、近年の大河のなんかぼんやり優しい感じでもなく、人間らしさい寅次郎が次第に思想家として駆けだしていく姿は非常に新鮮だった。
こうした長州藩士の描き方が、期待される男優陣とともに軌道に乗れば、案外とドラマとしては面白いかもしれない。
「花燃ゆ」の主人公は、吉田松陰の妹。
今年の夏前、ちょうど配役発表などのあった頃に山口県や萩を訪ねたのですが、この主人公が誰だかよく分からないと地元の観光関係の方でもハッキリそう言っていました。
●●の家族というのは、過去の女性主人公大河でもほとんどがそうでしたから、そこを以ってアウトではないのですが、今回の主人公・文の場合、歴史上なにかをしたという位置付けはゼロで、ひたすら松陰の妹で、その学校のエリートだった久坂玄瑞の妻で夫は戦死、維新後に長州閥で成り上がった人の妻だった実姉が死んだので後妻となったという、悪く言えば、男尊女卑の時代の少女人形でした。
さて、そんな無力な女をどう描くのか・・・なんというか、賢い傍観者です。江のようなデタラメ主人公ではないだけマシですが、敢えて言えば、ナレーションのような感じでしかない。そりゃそうだ。松下村塾それも松陰メインの第一巻では、文に何が出来るわけではないので仕方ないけど、この文の無力さは生涯変わらないので、何か不安だ。
一方で、松陰にここまでスポットを当てた大河ドラマもないわけで、その点は面白く読めた。
狂気と熱気を帯びた革新的な確信犯という本来の松陰像(テロリスト寸前の思想家ですから)でも、近年の大河のなんかぼんやり優しい感じでもなく、人間らしさい寅次郎が次第に思想家として駆けだしていく姿は非常に新鮮だった。
こうした長州藩士の描き方が、期待される男優陣とともに軌道に乗れば、案外とドラマとしては面白いかもしれない。
今年の夏前、ちょうど配役発表などのあった頃に山口県や萩を訪ねたのですが、この主人公が誰だかよく分からないと地元の観光関係の方でもハッキリそう言っていました。
●●の家族というのは、過去の女性主人公大河でもほとんどがそうでしたから、そこを以ってアウトではないのですが、今回の主人公・文の場合、歴史上なにかをしたという位置付けはゼロで、ひたすら松陰の妹で、その学校のエリートだった久坂玄瑞の妻で夫は戦死、維新後に長州閥で成り上がった人の妻だった実姉が死んだので後妻となったという、悪く言えば、男尊女卑の時代の少女人形でした。
さて、そんな無力な女をどう描くのか・・・なんというか、賢い傍観者です。江のようなデタラメ主人公ではないだけマシですが、敢えて言えば、ナレーションのような感じでしかない。そりゃそうだ。松下村塾それも松陰メインの第一巻では、文に何が出来るわけではないので仕方ないけど、この文の無力さは生涯変わらないので、何か不安だ。
一方で、松陰にここまでスポットを当てた大河ドラマもないわけで、その点は面白く読めた。
狂気と熱気を帯びた革新的な確信犯という本来の松陰像(テロリスト寸前の思想家ですから)でも、近年の大河のなんかぼんやり優しい感じでもなく、人間らしさい寅次郎が次第に思想家として駆けだしていく姿は非常に新鮮だった。
こうした長州藩士の描き方が、期待される男優陣とともに軌道に乗れば、案外とドラマとしては面白いかもしれない。