カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ドストエフスキー |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784102010105 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » ロシア文学 |
購入者の感想
私は海外小説をよく購入しますが、内容の良し悪しよりも翻訳の文体で決めることがしばしばあります。
というのも、特に文学ともなれば購入が前提であることが多いのがひとつ、もう一つは、訳者によっては雰囲気ががらりと変わってしまうからです。
内容についてはもう他の方が沢山レビューしてくださっているので、内容ではなく翻訳内容をレビューすることにします。
これの翻訳者は原さんですが、文は適度な難易度でした。一文が長いのは海外小説ではもうお約束ですが、これは所々で長すぎる印象を抱くかもしれません。ですが、活字にあまり触れない方でも頑張れば読破できるレベルです。
文字の大きさの面でも読みやすいと思いますし、何より注訳が多いのは助かりました。
人名の注訳はもちろん、慣用句、引用の注訳までついているので、初めて読む方に特におすすめしたいのはこれ(新潮文庫)です。
あと、新潮文庫にはしおりがついているのが良いですね。しおりを落として読んだ場所が分からなくなるといったことも滅多にありません。
比較として、Amazonにおいてある岩波文庫と光文社古典新訳文庫の方も軽く紹介します。
【岩波文庫】の米川さん訳は、非常に漢字が多く、振り仮名も少ないので初見には向いていません。
ただ、一度「カラマーゾフの兄弟」に目を通した方なら、この独特の雰囲気を楽しむことができると思います。
【光文社古典新訳文庫】の亀山さんの訳は【新潮文庫】と比較してもかなり簡単に訳されていますが、小説というのは文が簡単だからと言って簡単に読めるとは限りません。あまりに簡単すぎると往々にしてつまらなくなってしまいます。
こちらは、簡易さに力を入れて大事な部分を所々飛ばしてしまっているのではないかという印象を受けました。なので、普段活字に触れている方にはおすすめしません。
それでも、その分薄くなってはいるので、本を読むのが本当に苦手で、ストーリーだけをさくっと把握したい方ならこちらでもいいと思います。
というのも、特に文学ともなれば購入が前提であることが多いのがひとつ、もう一つは、訳者によっては雰囲気ががらりと変わってしまうからです。
内容についてはもう他の方が沢山レビューしてくださっているので、内容ではなく翻訳内容をレビューすることにします。
これの翻訳者は原さんですが、文は適度な難易度でした。一文が長いのは海外小説ではもうお約束ですが、これは所々で長すぎる印象を抱くかもしれません。ですが、活字にあまり触れない方でも頑張れば読破できるレベルです。
文字の大きさの面でも読みやすいと思いますし、何より注訳が多いのは助かりました。
人名の注訳はもちろん、慣用句、引用の注訳までついているので、初めて読む方に特におすすめしたいのはこれ(新潮文庫)です。
あと、新潮文庫にはしおりがついているのが良いですね。しおりを落として読んだ場所が分からなくなるといったことも滅多にありません。
比較として、Amazonにおいてある岩波文庫と光文社古典新訳文庫の方も軽く紹介します。
【岩波文庫】の米川さん訳は、非常に漢字が多く、振り仮名も少ないので初見には向いていません。
ただ、一度「カラマーゾフの兄弟」に目を通した方なら、この独特の雰囲気を楽しむことができると思います。
【光文社古典新訳文庫】の亀山さんの訳は【新潮文庫】と比較してもかなり簡単に訳されていますが、小説というのは文が簡単だからと言って簡単に読めるとは限りません。あまりに簡単すぎると往々にしてつまらなくなってしまいます。
こちらは、簡易さに力を入れて大事な部分を所々飛ばしてしまっているのではないかという印象を受けました。なので、普段活字に触れている方にはおすすめしません。
それでも、その分薄くなってはいるので、本を読むのが本当に苦手で、ストーリーだけをさくっと把握したい方ならこちらでもいいと思います。