赤毛のアンの名言集 の感想

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この表紙の麦藁帽子を見た時、少女の頃このヴァージョンで村岡花子訳「赤毛のアン」を読んでいたので、「こんな本もあったんだろうか？」と思ったら、新しくこのたび発刊された本でした。これには載っていませんが、実際には薄い柔らかい色のきなこ色の帯がついてあり、小豆色のこの表紙と、素晴らしくマッチしています。そして

「名作にこめられた、願い、勇気、笑い、知恵、共感。人生の明日を励ます２２５の言葉」

と書いてあります。その通り、当時の赤毛のアンの８冊（「アンの友だち」と「アンをめぐる人々」は、直接アンの生活と関係が薄いせいでしょうか？はずしてあるようです。）からの２２５の名言が、英語と共に書いてあり、故・鈴木義春さんの画と共にあって素晴らしいです。

全巻読んだ方は懐かしく、また英語の表現で読めること。また私のように、３巻までしか読んでいない者でも、４巻以降の名言集を読み、新に読書意欲を掻き立てられ、他の未読の本も読んでみよう、と思わせる、素晴らしい本です。特に私は故・鈴木義春さんの挿絵が懐かしく、ああ良いなあと思い、購入しました。