人体絵本―めくってわかる からだのしくみ の感想
参照データ
タイトル | 人体絵本―めくってわかる からだのしくみ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジュリアーノ フォルナーリ |
販売元 | ポプラ社 |
JANコード | 9784591051900 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 絵本・児童書 » 絵本 |
購入者の感想
解剖学で、とにかく全体像がつかめずに非常に苦しんでいた私(一応医学生)には、この本はまさに救世主でありました。
まず、外国の本らしく、イラストが綺麗。そして、子供向けの絵本でありながら、どうしてなかなか細かい。心臓にちゃんと脂肪層をつけてあったり、腎臓はちゃんと右側が下がってる。「前腕」を「まえうで」とかひらがなで書いちゃってるかと思えば、反対側の腕にはちゃんと「前腕(ぜんわん)」と書いてあり、子供レベルの単語・呼び方はひらがな、解剖学的な名称は漢字、とちゃんと分けてある。しかも「橈骨神経」なんてちゃんとした漢字(略字じゃなくて)で書いてある!すごいぞ。めくるっていうのも立体構造を何となく感覚的に捉えるのに大助かりです。子供も楽しめるでしょう、だって、めくったら全然違うんですものね。
余白にある簡単な臓器や構造の解説も、生理学と照らし合わせてあって中々どうして、かなり役に立つマメ知識です。これを本当に子供向けの絵本として作成したのだとしたら、子供のインテリジェンスを馬鹿にせずに大人のレベルでの知識を提供した作者に脱帽、です。
・・・教授に「この本のお陰で解剖学がわかりました!」なんて言ったら落とされるでしょう(苦笑)。もちろん、この本から得られる情報量は医学部で必要なそれには及びませんが、膨大な情報と多忙さで全体像を掴み損ねて思わず道を途方にくれている人には、この本をベッドサイドやトイレに一冊、オススメですヨ!
まず、外国の本らしく、イラストが綺麗。そして、子供向けの絵本でありながら、どうしてなかなか細かい。心臓にちゃんと脂肪層をつけてあったり、腎臓はちゃんと右側が下がってる。「前腕」を「まえうで」とかひらがなで書いちゃってるかと思えば、反対側の腕にはちゃんと「前腕(ぜんわん)」と書いてあり、子供レベルの単語・呼び方はひらがな、解剖学的な名称は漢字、とちゃんと分けてある。しかも「橈骨神経」なんてちゃんとした漢字(略字じゃなくて)で書いてある!すごいぞ。めくるっていうのも立体構造を何となく感覚的に捉えるのに大助かりです。子供も楽しめるでしょう、だって、めくったら全然違うんですものね。
余白にある簡単な臓器や構造の解説も、生理学と照らし合わせてあって中々どうして、かなり役に立つマメ知識です。これを本当に子供向けの絵本として作成したのだとしたら、子供のインテリジェンスを馬鹿にせずに大人のレベルでの知識を提供した作者に脱帽、です。
・・・教授に「この本のお陰で解剖学がわかりました!」なんて言ったら落とされるでしょう(苦笑)。もちろん、この本から得られる情報量は医学部で必要なそれには及びませんが、膨大な情報と多忙さで全体像を掴み損ねて思わず道を途方にくれている人には、この本をベッドサイドやトイレに一冊、オススメですヨ!