しんでくれた の感想

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参照データ

タイトルしんでくれた
発売日販売日未定
製作者谷川 俊太郎
販売元佼成出版社
JANコード9784333026500
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 詩集

購入者の感想

わかりやすい。
私たちはこうして、生き物達の未来を奪って生きているのだということをストレートに伝えてくれます。
そして、私達はしっかりと、強く生きていかなくてはならないと言うことも感じました。
食育だけでなく、人間として、人としての生き方も考えさせられます。
すぐに「死にたい」とか「これ嫌いだから食べない」とか、言っちゃいけないと強く思いました。
谷川さんの力です。

「わたし」、「ともだち」、「いちねんせい」に続いて、小学2年生の娘にと思い購入しました。大人として親として、「いただきます」の意味を考えさせようと思ったのですが、実際のところ、あまり食いつきがよくなかったので、しばらく本棚に置いておくことにします。私自身は、タイトルを含めて、詩も絵も大変気に入っており、評価は☆5つですが、「この内容を正しく理解できる小学生」像を思い描くと、すこし気味悪いようにも思えて来て、積極的に子供に理解させることはしないでおくつもりです。

タイトルだけ聞くと衝撃的で、子ども向け
の絵本のものとは、とても想像できません。

これは人が生きるため、食卓に並ぶことに
なった動物たちへ送る言葉なのですね。

巻末に再登場する谷川さんの詩をぼーっと
ながめていて、ふと、気づきました。
「しんでくれた〜ありがとう」の前後には
うし という言葉があるのですね。

うし、しんでくれた〜ありがとう、うし

これを、食物連鎖と関連させた表現なのだ
と解釈するのは、こじつけ的かもしれませ
んが、すんなりと体に入ってくるように、
言葉を料理しているところはさすがです。

詩の終盤で繰返し登場する言葉の「ぶん」
声にだして読むと、食べ物をもぐもぐ噛ん
でいる感覚になる。そして絵もしっかりと
そんなシーンを描いている。

いわゆる絵本的かわいらしい動物は出ない。
面と向かってこちらを見つめる彼らの視線
の意味もしっかりと受止めたい。

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