本を読む本 (講談社学術文庫) の感想
参照データ
タイトル | 本を読む本 (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | J・モーティマー・アドラー |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061592995 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 読書法 |
購入者の感想
1冊の本を徹底的に読みつくすための実践書。次のような人に特におすすめ。
・難解な本,専門的な本を読みたいが,途中で挫折してしまう
・上記のような本を読むには読んだが,内容をよく思い出せない
・出来るだけ沢山の本を読みたい
ただし,以下に当てはまる人は,必ずしも本書を読まなくても良いかもしれない。
1. 読む本はもっぱら,漫画や小説,ビジネス書である
2. すでに読書法について書かれたハウツー本を読んでおり,実際に役立てている
1. について説明すると,本書は文学作品の読み方にもページを若干割いているが(第3部),どちらかと言えばノンフィクションの読み方に重点を置いている。また,小説や物語の読み方が分からないという人もあまりいないだろう。ビジネス書についても同様である。
2. については,本書が読書法の古典であると述べたことに関係している。「古典」とは,ひと昔(あるいはもっと)前に書かれた本で,その存在は誰もが知っている(べき)ものだが,実際に読んだ者は意外と少なく,にもかかわらずその知見が我々の社会に確実に影響を及ぼしている,というほどの意味だ。つまり,世の中に「本の読み方」を説いた本は数多あるが,そこで紹介されているテクニックは,源流をたどれば『本を読む本』に行き着くと言っても過言ではない。
たとえば,本書では「目次や索引に目を通して本の全体像を把握する」ことが点検読書の手順として述べられている(pp.40-44)。これはあちこちで言われていることで,知っている人も多いと思う。また『
・難解な本,専門的な本を読みたいが,途中で挫折してしまう
・上記のような本を読むには読んだが,内容をよく思い出せない
・出来るだけ沢山の本を読みたい
ただし,以下に当てはまる人は,必ずしも本書を読まなくても良いかもしれない。
1. 読む本はもっぱら,漫画や小説,ビジネス書である
2. すでに読書法について書かれたハウツー本を読んでおり,実際に役立てている
1. について説明すると,本書は文学作品の読み方にもページを若干割いているが(第3部),どちらかと言えばノンフィクションの読み方に重点を置いている。また,小説や物語の読み方が分からないという人もあまりいないだろう。ビジネス書についても同様である。
2. については,本書が読書法の古典であると述べたことに関係している。「古典」とは,ひと昔(あるいはもっと)前に書かれた本で,その存在は誰もが知っている(べき)ものだが,実際に読んだ者は意外と少なく,にもかかわらずその知見が我々の社会に確実に影響を及ぼしている,というほどの意味だ。つまり,世の中に「本の読み方」を説いた本は数多あるが,そこで紹介されているテクニックは,源流をたどれば『本を読む本』に行き着くと言っても過言ではない。
たとえば,本書では「目次や索引に目を通して本の全体像を把握する」ことが点検読書の手順として述べられている(pp.40-44)。これはあちこちで言われていることで,知っている人も多いと思う。また『