おいしい穀物の科学 (ブルーバックス) の感想

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学生です。理系向けの本ですが、文系の方でも十分読めます。高校生、大学生には特にオススメしたいです。穀物の栽培だけでなく、歴史、食品への加工など、様々な視点から書かれており、井上教授の長年の研究の成果が多く見ることができます。特に、米に関しては、栽培から加工まで詳しく書かれており、印象に残りました。
また、図を多く使っており、分かりやすくスイスイ読むことができました。大変勉強になったので満足しています。

科学の本なので、一読しただけでは、難しい内容でした。しかし、2度、3度と読み返していくと、普段何気なく感じている疑問に答えるような書き方や、楽しくも勉強になるコラムが随所に入れられていて、著者の穀物に対する深い愛情や熱い想いが津々と感じられます。本屋さんで立ち読みする本ではなく、手元に一冊持って、いつでも読み返したい本ですね。