ユニクロ対ZARA の感想

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参照データ

タイトルユニクロ対ZARA
発売日販売日未定
製作者齊藤 孝浩
販売元日本経済新聞出版社
JANコード9784532319618
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » サービス・小売 » 一般

購入者の感想

アパレル世界1位のZARAと、4位のユニクロを徹底比較
した一冊です。

総合商社、欧州ブランド日本法人、アパレル専門チェーンを経て、
ファッション流通コンサルタントとなったという著者が
関係者に独自インタビューを行ったとのことで、ZARAに関しては、
本拠があるスペインのガリシア州ア・コルーニャ
および本社の取材を行ったそうです。

1年で52週、毎週欠かさずチラシを折り込むユニクロに対し、
0.3%の低水準と目される低広告宣伝費のZARA。

大国ドミナント出店戦略を採るユニクロに対し、
グローバル分散出店戦略を採るZARA。

欠品を避けるユニクロに対し、
個々の商品の販売期間がわずか4週間というZARA…。

製造、販売、広告宣伝の参考に、また戦略の生きた事例として、
非常に興味深く読むことができました。

以下に私がこの本を読んで、参考になったと感じた点を
引用してご紹介します。

・ZARAは店舗こそ最大の広告宣伝と考え、賃料は高くても、
 ブランドイメージと顧客のアクセスを優先して、好条件の立地の物件、
 ランドマーク的な物件に厳選して出店することをポリシーとしています

・アパレルの国際物流において、最もコストがかかるのは
 国内物流加工、すなわち、輸入した商品を国内の物流倉庫に運んだあと、
 店舗ごとに品番・カラー・サイズ別に振り分けることです。
 ユニクロではこの作業を国内で行わなくて済むようにするため、
 海外工場での箱詰めの段階ですでに品番ごとにカラー・サイズを組み合わせて
 梱包し、それをそのまま店舗に届けている

・ユニクロは店舗で売り逃しをしない商売人を育て、
 ZARAは顧客が望む商品の情報を汲み取るマーケッターを育ててきた

・全品OFFセールというものは、売上そのものは
 底上げされるかもしれませんが、売れ筋商品ばかりがますます売れ、

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