ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書) の感想

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タイトルブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)
発売日販売日未定
製作者今野 晴貴
販売元文藝春秋
JANコード9784166608874
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 実践経営・リーダーシップ

購入者の感想

ブラック企業の特徴や、実例、こうした企業が出てきた背景から、対策にまで踏み込んだ良書。
自殺者や過労死を出した企業は実名を掲載しているのもよいことだと思う。
ウェザーニューズや、ワタミ、大庄、SHOP99(現在はローソンストア100)などである。
驚くべきなのは、これらの企業の経営陣のほとんどが問題が起きても反省していないことだ。

大庄は、今でもホームページに給与額として、残業代を含めた数字を発表しているそうだし、
ワタミは、著名な会長も広報部も、自殺者を出したことを反省していない。

私はワタミの会長をとりあげた、高杉良の『青年社長』を読み、和民ファンになっただけに残念だ。

私にできることは、ここに名前があがったような企業は利用しないということだ。

和民も大庄の経営する「日本海庄や」なども、価格は低価格だと思うが、
それは残業代の不払いだったり、過重労働だったり、
人間性無視の労働が支えているようだ。
こういう企業は利用しないことをほかの方にも提案したい。

もちろん就職活動中の学生は、これらの企業に入ってはいけない。
また、実名をあげられていないが、IT業界もブラック企業が多いようだから、
その企業の離職率などを詳しく調べてからにしたほうがいいだろう。
また、低価格を売りにしている飲食業の会社も、要注意で、できれば避けたほうがいい。

また、企業名は出ていないが、グローバル戦略を掲げたアパレル会社が出てくるが、
これはファーストリテイリングの可能性が高い。
それ以外の会社で海外に出ているものもあるが、中国や台湾進出程度のものも多いので
グローバル戦略を持っているとは言えない。
「無印良品」(海外では「MUJI」)の良品計画は世界各地に出しているが、
アパレルの会社とは言えないだろう。

おそらく、この本を出している文芸春秋社は以前、別の本でファーストリテイリングを叩き、
この会社から告訴されたので慎重になっているのだと思う。

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