論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書) の感想
参照データ
タイトル | 論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 香西 秀信 |
販売元 | 光文社 |
JANコード | 9784334033903 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 論理学・現象学 |
購入者の感想
筆者の論理批判は興味深いものでしたが、詭弁に騙されることのない論理的思考を確立するためのものとしてこそ、この本の意義があると思います。基本的には論理的思考を心がけながらも、やむをえない状況(相手との間に論理を超えた力関係が働いている場合など)によっては詭弁を用いることが理想的なのではないでしょうか?筆者は本書において、「詭弁>論」という図式を示すために、非常に明快な「論理」を用いているという根本的な事実を忘れるべきではありません。やはり結局のところ、人間にとって論理的思考というものは必要不可欠なものだと思います。