現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉 (サンガ新書) の感想
参照データ
タイトル | 現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉 (サンガ新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アルボムッレ スマナサーラ |
販売元 | サンガ |
JANコード | 9784901679459 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » 仏教 » 仏教入門 |
購入者の感想
瞑想に興味があって20冊ほど当ってみたなかの一冊。
スマナサーラ師は日本在住30年になるテーラワーダ仏教の長老で著作も多い。
本書はビジネスマン向けの瞑想入門で、前半分はビジネスマンにありがちな悩みや苦しみに対する説法、後半分で「慈悲の瞑想」と「ヴィパッサナー瞑想」の具体的方法を示している。
ヴィパッサナー瞑想は釈尊が考案した瞑想法で、これによって悟りの境地にいたったという。瞑想の極意といってもよく、その方法だけ知りたいならばこの一冊で十分足りる。
一方、慈悲の瞑想は以下を唱える。
「私が幸せでありますように」
「私の悩み苦しみがなくなりますように」
「私の願いがかないますように」
「私に悟りの光がおとずれますように」
「私」の部分を「私の親しい人」「生きとし生けるもの」に変えて都合3度唱える。これだけである。
瞑想の方法そのものは非常にシンプルだが、瞑想に対峙する心構えが十分でなく形だけを真似ても効果は薄い。その心構えを補うのがスマナサーラ師の説法である。
「たとえ仕事がうまくいっている時でも『うまくいっている』と思うのは余計なこと」p38
「仕事は好き嫌いでやるものではなくて、必要だからやるもの」
「忙しいなどということは論理的にありえない」
などなど、耳が痛い話がたくさんある。
新書一冊に説法と瞑想方法をコンパクトにまとめたので、とっかかりにはよい。が、さらに心構えをしっかり作るには、他の説法を読むことをお勧めする。
運命がどんどん好転する―慈悲喜捨の瞑想法 (シリーズ自分づくり“釈迦の瞑想法” (1))
スマナサーラ師は日本在住30年になるテーラワーダ仏教の長老で著作も多い。
本書はビジネスマン向けの瞑想入門で、前半分はビジネスマンにありがちな悩みや苦しみに対する説法、後半分で「慈悲の瞑想」と「ヴィパッサナー瞑想」の具体的方法を示している。
ヴィパッサナー瞑想は釈尊が考案した瞑想法で、これによって悟りの境地にいたったという。瞑想の極意といってもよく、その方法だけ知りたいならばこの一冊で十分足りる。
一方、慈悲の瞑想は以下を唱える。
「私が幸せでありますように」
「私の悩み苦しみがなくなりますように」
「私の願いがかないますように」
「私に悟りの光がおとずれますように」
「私」の部分を「私の親しい人」「生きとし生けるもの」に変えて都合3度唱える。これだけである。
瞑想の方法そのものは非常にシンプルだが、瞑想に対峙する心構えが十分でなく形だけを真似ても効果は薄い。その心構えを補うのがスマナサーラ師の説法である。
「たとえ仕事がうまくいっている時でも『うまくいっている』と思うのは余計なこと」p38
「仕事は好き嫌いでやるものではなくて、必要だからやるもの」
「忙しいなどということは論理的にありえない」
などなど、耳が痛い話がたくさんある。
新書一冊に説法と瞑想方法をコンパクトにまとめたので、とっかかりにはよい。が、さらに心構えをしっかり作るには、他の説法を読むことをお勧めする。
運命がどんどん好転する―慈悲喜捨の瞑想法 (シリーズ自分づくり“釈迦の瞑想法” (1))
テーラワーダ仏教におけるサマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想について。
なぜ必要か。瞑想するとどんなによいことがあるか。瞑想の仕方、悟り
とは何かまで、一気に説明してしまいます。これ一冊でブッダの瞑想法
はバッチリという本です。ただし、瞑想の方法説明は簡単にしか述べて
いないので、他の本も参考にするか直接指導を受けた方がよいでしょう。
読むとすぐに瞑想したくなる本です。
なぜ必要か。瞑想するとどんなによいことがあるか。瞑想の仕方、悟り
とは何かまで、一気に説明してしまいます。これ一冊でブッダの瞑想法
はバッチリという本です。ただし、瞑想の方法説明は簡単にしか述べて
いないので、他の本も参考にするか直接指導を受けた方がよいでしょう。
読むとすぐに瞑想したくなる本です。