ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ<エクステンデッド版> ブルーレイ版 スチールブック仕様(数量限定生産/2枚組) [Blu-ray] の感想

今回で2回目のBlu-rayによる発売になりますが、
5年くらい前に出たものは画質がひどく
DVD以下のものと言っていいぐらいのものでした。
そして今回は画質に関してはとても満足できるもので
「やっと本物のBlu-ray版が発売されたな」と思いました。

エクステンデッド版に関しては
20分の新たな追加映像は他のレビューアの方の言っているとおりとても粗く、
完全版部分が前述したとおりとても良くなっているので、
なおさら追加映像の粗さが結果的に強調されています。
しかも追加映像を挿入した位置が個人的に？？？と
思うところもありました。

購入前になぜ完全版との二枚組かなと思いましたが、
エクステンデッド版が不満だったときのための
保険として二枚組にしたのかなと思いました。

ブックレットに関してはこのページの商品画像をみると
英語で書かれていますが、届いたものは和訳されています。
また特典映像は追加映像以外ありませんでした。

不満が多少はありますが、
この作品が素晴らしい画質でみることができたので
以前にBlu-rayを購入して画質にガッカリした方には
おススメです。

撮影終了時に使用可能なフィルムは10時間あり、レオーネは全6時間2部作にしたかったのですが、会社の圧力で短縮を余儀なくされ劇場版は2時間24分というレオーネによっては屈辱的な作品になりました。

その後、劇場再公開版では3時間25分、DVDの完全版では3時間49分と徐々にレオーネが望んだ姿に近づいてきましたが…
本作のエクステンデッド版の4時間11分で初めてレオーネの望んだ作品になったのかと思います。
もし、レオーネが生きていたらこんな日が来たことをとても喜んだことでしょう！！

本品は従来の完全版とエクステンデッド版の2枚組となっています。
追加された22分の未公開シーンは、質の悪い特典映像のような画像で色彩、コントラストや明度に激しい劣化があり本編との画質との違和感がありますが、追加シーンにも日本語吹替えがあるので鑑賞しやすかったです。

商品イメージの掲載と主に違う点として、付属のブックレット40Pは見本では表紙などしっかりしたハードカバーとして写っていますが、実際に付属するのはソフトカバーです。
ページの構成は同じようですが、「豪華ブックレット」というからにはアメリカ版のようにハードカバーにして欲しかったです。
ブックレットに掲載されている写真の中には劇中で見られないシーンもあり楽しめました。

本品が同時発売品に比べて高いのはスチールブック仕様だからという理由だけです。
商品写真では分かりませんが、スチールブックの淵どりは光沢のあるゴールドカラーで輝いていて、裏面にもスチール写真がプリントされています。(バグジー達に殴られているシーン)
ケースの内側は透明度が高い樹脂ケースでシースルーになっていて見開きで映画のワンシーンを映し出しています。
ケースはカッコ良いのですが、難点としては2枚目のディスクが取り出しづらいことです。
2枚のディスクは片面に重なるように収納されており、上の1枚目のディスクは簡単に取り出せますが、下のディスクは1枚目のディスクを取り出していないと出し入れ出来ません。