千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書) の感想

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参照データ

タイトル千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)
発売日販売日未定
製作者千住 博
販売元光文社
JANコード9784334032470
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » アート・エンターテイメント » アート・芸術

購入者の感想

絵を描く人にとっては、余白をいかに描くか、

全体を見ながら部分を描くといった技術論のところもためになるのでしょう。

しかし、絵を描かない私のようなものでも、十分に読んで価値のある本です。

それは、絵を描くということを通して、人生の意義、生きる意味を千住氏が語っているからでしょう。

千住氏にとっての“絵を描くこと”は信仰に近いものがあります。

 「生きていく支えが絵しかなかったのです。」

という告白が、信仰の告白にも思えます。

 大徳寺の襖絵を製作するときに、1年間アトリエに篭ってもまったく筆が進まず、

あるとき、憑かれるように3日で描き上げたという話は、宗教家が神託を下ろす姿に重なります。

土日に画商とゴルフに行くような奴は芸術家ではないと言います。

アトリエという寺か修道院にでもいるといった間で、非常にストイックな方です。

絵を描かない人でも、“絵を描く”を“人生を有意義に生きる”と読み替えて読んでみてください。

人生一般に応用できる普遍性があります。

背筋がピンとなります。

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